(事実上80話突破記念)親友の影響

 (間違えて前話を別の作品フォルダに投稿してしまいましたが、80話を突破したので此処に投稿致します。ご了承下さい)

 


 人の影響というのは凄まじいもので、それが自分の意思で選び取ったものでないにせよ受けてしまえば最後、元の自分には戻れないのである(知識が増えるだけならまだしも、危なっかしい道に進めば止められない限り、出られないだろうことは確実)。親友はいい人で、私を危ない道に引き摺り込むことは絶対にしない。そして、四月のある日、私は真剣に親友の影響を受けたことを痛感したのだった。

 私はごちうさというものを親友にステマのような形で勧められるまで避けていたのだが、昨年あたりから少しずつグッズを(絵の資料的な意味でも)買い足して行き、自分の世界を少しずつ広げていった。かわいらしいのは私自身も認めている。かといって推しキャラとして誰が一番なのかは(あまり分からないのもあり)言えないが。そのごちうさが、七つの大罪をモチーフにした企画を打ち出してきたのだ(本格的に知ったのは最近)。今まで避けて通ってきた七つの大罪モチーフ。あまりにかわいらしく、脳内に浮かび上がる「sinful」の文字(より正確には「sinful eyes」)。そうだ、これを真似すれば……⁈と思い、私は新たにキャラクターイラストの企画を考えたのだった。

 七つの大罪を避けてきた理由は、あまりにも普遍的過ぎるからだ。私は、通常テーマにしないような方向から作品を作っている。だからこそ、何としてもこのモチーフは避けたかった(見るのはok)。だが、この一件で少しだけ大罪に対する見方が変わってしまったのだろう。「こんなにかわいらしい絵が出来るんだ」と。明らかに親友の影響を受けている。今ならこうも言えそうだ、「心がぴょんぴょんするんじゃ〜」と。

 親友が私に与えてきた影響は少しだが、確実にいい影響を与えているのかもしれない。私が知らない世界を、彼は教えてくれたから。

 ただ、私の世界に底知れない謎が潜んでいるのは変わらない。私の頭の中が謎だらけなせいか(それだけではないのだが)、謎を考察するファンはいても、その全てが外れるのだ(一度だけ、元ネタがバレそうになったことはある。しかし、結局外された)。私の頭の中に何が這いつくばっているのかは分からないが、世界というものはベースが既に出来上がっていて、確固たる解が存在している。それをファンは「予想を裏切った」と言うのだ。いわば、考察とは私の思考をどこまで読み取れるかの勝負である。それに勝った者は、今現在一人もいないのが悲しい。

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