会社員は八日目にステータスを見る

「ステータス」


俺の目の前に半透明の板が出てくる。


名前   ディー (デコト・ボーコ)

レベル  10

HP   100/100

MP   200/200

からだ  60

ちから  30

まほう  30

めんえき 50

うん   50


エクストラスキル

異世界言語

異世界からの旅人(仲間に成長ボーナス)

異世界の学業効果(基本スキル習得に補正)

万能(全ての熟練度2倍上昇)

※『道程』はアスカへと進化を行いました。詳しくはアスカのステータスを参照


ノーマルスキル

剣(熟練度30/100)

水魔法(熟練度 1/100)


……これがすごいのかどうか分からないから、反応しにくいな。

でも、レベル10だからまだまだ弱いんだろうな。


「どうでしたか?」


カグヤが聞いてくるが、俺の目の前に浮かんでいるのが見えないのかな?


「……ディー様。ステータスは基本的に他人は見ることが出来ません。ディー様が見せてもいいと思っていただければ私たちに開示してもらえませんか?」


そうなんだ。さすが異世界だな。


「開示してもいいですが、数値やスキルがすごいのかどうなのかも分からないので、色々と教えて下さい。」


そう言って領主様やカグヤ、ロジャーに見やすいようにプレートを動かそうとすると、プレートが黒板のような大きさになり、ステータスが表示された。


「これで見えますか?」


聞いてみるが、皆がポカンとした顔をしてプレートを見ている。


アスカも一緒になってポカンとしている。いや、アスカ。俺のスキルから生まれたんじゃなかったっけ? 何で俺のステータスを知らないんだ?

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