第8話

 一か月が経った。

 一人になって、私は友人たちにかなり依存していたことを悟った。一人でいるということはすべて一人でしなければならないということ。そしてすべてに責任をもつこと。始めは戸惑いも感じたが、慣れた。


 パソコン室の前にある丸いテーブルと椅子に一人座り、もぐもぐと買ってきたパンを口に頬張る。今日は雨。

 一人の昼食にも慣れてきた。味気ないとは思うけれど、窓からぼんやり空を見たり、本を読んだりしながら食べている。一人の時間も悪くはない。

 授業中、隣に座る人がいないのも気にならなくなってきた。たまに誰か知らない人が座るときもある。

 前の友達とは挨拶や当たり障りのない言葉は普通にかわしている。8人がまだ一緒に行動してるのかは分からないけど、たまに一対一で話すことはある。その方が私は楽だ。

 部活の時間も集中できるようになった。部員と話すことも増えた。

 お気に入りの道、店を探して帰るなど、一人でできる楽しみを持つこともできるようになった。

 一つ一つのことを自分でゆっくり吟味してできる。

 一人になって私は自分がかなり無理をしていたことがわかった。ゆっくりしたペースの私はこれくらいでちょうどいいのかもしれない。

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