ついに彼と出会ました!!
こんにちは! はにかんだだけで中学生の妄想を掻っ攫う存在、サクラです! 今から薬草取りに行ってきます!
いや本当よかったですよ。やっとこさ自由民ですからね。
異世界に飛んだら奴隷民でした ~ご主人さまに認められるようにがんばります~
とか
異世界に飛んだらドスケベメイドやってました ~ご主人さまと毎日にゃんにゃにゃん❤~
とか、話になんないんですよ。ああいうのは妄想だけで勘弁です。
今までは奴隷に甘んじてましたしそれでいいかもって感じでしたが、一歩進んで元いた場所を振り返ってみると実感するなんとやらってやつですね。グッバイ奴隷。
こんな事を考えながら移動。薬草があるって地域に入りました
これから薬草を採取していきます。なんか奴隷労働と変わらない気もしますが……
なんたって文字が読めないんですよあははははは
身寄りもコネもなにもないんです。労働案内所みたいなものも市民権がないと利用できず。
街の下層民にあるお仕事くらいしか手にできなかったんですよね。
薬草は買取所という公共運営団体?がそれの買取を行っていますし。
斡旋してくれた安宿付き酒場の主人の話では下層だけがやっているわけではない、とのことですけれども。
さてとー薬草の姿形は写真があるのでそれで把握してあります。探していきましょう。
★
や、やっとひとつ見つけました。取り敢えず1日を前宇宙標準時間と同様に30時間で分けているんですけど、1時間位かかりました。
自転速度の関係で1時間が同標準時間の4時間ほどなので 4時間かけて一つ、ですか……
まあやるしか無いです。まずは生きねばなりません。
そりゃあ、空間に充満しているこのナノマシンみたいな存在を取り込めば効率は悪いけどナノマシンに出来ますから、それだけで生命活動回せるので御飯いらないと言ってもですね、私仙人じゃないので。
さてと、一つ見つければ後は早いはず。これを元に、ほぼ同じ植物をレーダースキャンすればいいんです。現状では目線上でしかレーダーセンサ飛ばせませんが、効率はぐんと上がるはずっ
★
6時間ほど探し続けて46個見つけました。前宇宙標準時間だと24時間かな。それで46個かあ
まあ取り敢えず買い取ってもらいましょう。
★
「もう夕方ですねーこんばんは買取のおっちゃん。薬草買い取ってもらいに来ましたっ」
「おう、どれくらい取れたよ」
「46個です!異空間倉庫に入れてあるので今出しますねっ」
「お、おう。すごい数だが、倉庫持ちならこんなところにいないで商人の輸送支援とかに行けばいいんじゃねえの?まあ出してくれや」
「んーそうなんですか?まあ出しますね。ガサゴソ」
「こいつぁすげえな、ダメな奴はない。全部買い取るぞ、46『株』な。460ユロルだ。小銭10ユロルと札で460ユロルでいいな、10ユロルおまけだ」
「わあ、ありがとうございます!株という単語、覚えました。これが1ユロル硬貨で、これが5ユロル硬貨。こっちが10ユロル紙幣50ユロル紙幣100ユロル紙幣ですね。わーい!やったあ!」
モノの数え方は10進数で、紙幣が出回っていることからして金本位制以上の紙幣制度があるようですね。指の数は5本、手の数は2つって所かな。ヒトっぽいですねえ。
「物分りがいいな!なんか聞きたいことはあるか?」
「うーん、薬草採取かなり面倒だったんですけど、栽培とかってしていないんですか?」
「ああ、していたらこんな仕事が回ってこねえな。こいつはなぜだか植え替えや種を使った栽培が出来ないんだ。魔素がどうたらこうたらとかって話だが。詳しくは酒場の誰かにでも聞いたほうが早いな」
「わかりました、ありがとうございますーばんざいばんざい☆」
聞きたいことはまだありますけど、やりました!これで取り敢えず1日の宿泊代150ユロルを大幅に超えるお金をゲットしました!3日分はありますね!
意気揚々と宿屋に行って、宿を取りました。これで路上生活者じゃなくなるのと、このお値段でも食事がついてくるので、寝る所とご飯に困ることはないですね。やったあ!
そして宿には食堂を兼ねる酒場があり、日々情報交換しているためか、酒場で情報を集めることが出来るんだそうです、行ってみましょう。
宿屋に入って右側が宿関連、左側が酒場となっています。たーのもー
うう、ドエロミニスカメイド服を着た宇宙一綺麗な女子高生という存在は、視線を総取りさせちゃいますね……
「おい娼婦、娼婦はここに居るもんじゃねえ。XXXの娼婦街に行け」
金髪豚野郎が話しかけてきました
「いえ、私は娼婦じゃないです。薬草取りの女です」
「おいおい聞いたかー?最底辺が行う作業をしているんだってさーあはははは」
デブが脂肪を揺らすでない
「あはははは、それで、その最底辺に色々と物事を教えてくれる人は居りませんかねえ?」
「金髪、オレでいいか。そうだな、取り敢えずこれを教えよう……」
筋肉肉だるまがいきなり接触してきたかと思うと鳩尾にパンチ!
私はその手を利き腕じゃない右腕で軽々と掴む!そしてなれない手付きで締め上げる!
「ぐあああああ!!!」
「ごめんなさい。まだ覚えてないのでやり方が上手くないんです。徒手空拳ならとある所で
「おい!うちのゴンスをそうヤるってことはパツキングループと戦争を仕掛けるってことか?ことだな!」
むう、まるで意味がわかりません。検索……なるほど。これ以上やると抗争を仕掛ける事になってしまいそうですね。
「落ち着いてください、私は殴られかけたから防衛行動に出ただけです。取り敢えずゴンスさんを解放します。後、私は娼婦じゃないです」
といって解放。煽ってくるやつ、次に殴ってくるやつは……いませんね。
「ふう、では再度お聞きしますが――――」
「こいつ、こいつがいい。ハルって野郎だ。お前物知りだったはずだよな?」
「そうだな、おい、ハル!お前の彼女さんがピーのお作法を教えてほしいだってさ!」
わははがはは
「面倒だ、帰れ」
喋った人がハルさんですね。この騒ぎの中でも、酒場の奥の方で何もせずお酒飲んでました。豪胆だ。
外見は……黄色のワイシャツに白いチノパン。チェインメイルか何かを着てますね。マントを着込みフードをかぶっており顔は顎くらいしかわかりません。私の目で
「ハルさん、いかがですか?」
「……お前が何かを知ることを手伝う道理はない」
そ れ !
私は歩いてハルさんのところに向かうと
「それ!それなんです!今欲しいものは知ることなんです!一日の長さ、何日繰り返せば1月になるのか、年はとか、長さ重さなどの各単位とか、そういうことから、魔素のこと、あ、文字を読めるようになりたいです!魔法もちょっと
「……1日100ユロル」
「それでいいんですね!それくらいなら大丈夫です!じゃあお願いします!やったあ!」
ああ、知ることの出来るこの喜び!たまらないですねえ!!
これでこの惑星を生き延びられそうです!
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