第15話 トライアウト
11月にトライアウトが開催される。
トライアウトとは12球団の契約を解除された選手がスカウトにアピールするために開催される場だ。
しかしながら、近年のトライアウトから新規契約を勝ち取る選手は稀だ。参加者全員の中から1名でも出れば良いレベルになっている。
そのため、最近ではトライアウトが選手の引退試合としてプレーする場になっている傾向がある。
山西充はトライアウトに参加することにした。なぜなら、10月末までにどこからもオファーがなかったからだ。
優勝チームの準レギュラーのキャッチャーが戦力外通告。それだけでも異例なのに、他球団からはオファーが来なかった。
トライアウトでは4打数3安打の1本塁打。
守っては捕手として投手をリードして他の打者を抑えた。
それだけの実績を証明してみせたにも関わらず、どこからも獲得オファーは来なかった。
ベテラン捕手 山西充のつぶやき 樹彦 @naonaonoa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ベテラン捕手 山西充のつぶやきの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます