第57話 安倍さん、良いこと教えて進ぜよう

 そういえば「アベノマスク」の全戸配布って終わったのでしょうか? 先月も普及率が何パーセントとか報道がありましたから、配り終わったら何らかのアクションがあるはずですが…。一時供給が止まっていたマスクも市中に戻りつつある中、政策の遅さを露呈するのが嫌でフェード・アウトを狙っている向も禁じえません。


 さて、その「アベノマスク」や「自粛要請下の総理の能天気で無神経なSNS発信」も官邸の補佐官や秘書といったいわゆる“取り巻き連中”の発案と言われています。覚えていますか? 森友学園疑惑でも登場した今井 尚哉首相秘書官や、厚労相の大坪 寛子審議官(当時)と不倫出張を報じられた和泉 和人首相補佐官らのことです。ドラマや映画でしか見たことがなかったホテルの隣り合う部屋が中で繋がっているコネクティング・ルームも覚えちゃいました。和泉、大坪両氏が揃って出張する際に必ず部下にオーダーされたリクエストらしいです。

 脇道に逸れましたが、去年7月の参議院議員選挙で自民党は、公職選挙法違反の買収容疑で逮捕された河井克行元法相と妻の案里参院議員側に選挙資金として1億5千万円を振り込んだのに対し、ライバル関係にあった同じ自民党の現職・溝手顕正候補側に送った選挙資金が10分の1の千5百万円だったことが問題視され、大きく報じられています。


 何でこんなに批判されるかお分かりですか、安倍総理。参議院の広島選挙区で自民党が二議席独占を狙うために、現職よりも新人側に力を入れるのは理解できますよ。でも、10倍というのは“やり過ぎ”でした。もし、現職側に5千万、いや3千万円でも用意していたら、これほど叩かれていなかったでしょう。誤解を招かないようにお断りしておきますが、巨額な選挙資金を認めるわけではありません。“痛い腹”を探られないためには、もっと用意周到に準備しなければダメでしょ、ってアドバイスです。あなたが優秀だと信じて“募った”んでしょうね、補佐官や秘書官の実力は「その程度」ということです。もっと優秀であれば、2千万や3千万は“屁でもない”はずです。何しろ自民党は年に180億円以上の政党交付金を受けているのですから。


 よく言えば「お人好し」、悪く言えば「うつけもの」ー。

信長、秀吉、家康らの戦略家とそれぞれの参謀が覇を競った時代はもちろん、派閥の領袖が自民党内で跳梁跋扈した昭和の時代だったとしても7年もの長きにわたって総理・総裁の椅子に座わり続けていられたかどうか…。

またゼミでみんなと考えてみたいと思います。


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