第62話 マリ
雇い主から帰宅の連絡を受けたマリは置きっぱなしのライフルを手に取り、ケースにしまう。
その後、片付けを終えるとマリはビルの中に戻っていった。
そして周りに誰もいないことを確認して、近くのトイレに入り込む。
数分後、マリがスーツに着替えてトイレから出て来た。
トイレから出てくると、マリはそのまま地下の駐車場へ向かった。
駐車場には黒の軽自動車が一台置かれている。
その車に乗り込むと、車を走らせどこかに走り出して行った。数分後、辿り着いたのはマキ達と同じマンションだった。
鼻歌を歌いながらマリはエレベーターに乗っている。
エレベーターが着いた先はマキと菜々と同じ階層だった。菜々の家、シロ達の家を通り過ぎ、シロ達の隣の部屋のドアを開けた。
「ただいま〜。って、誰もいないんだけど」
マリは帰るなり冷蔵庫に手を伸ばし中からビールを取り出す。
そしてビールのプルタブを開けると、勢いよく飲み始めた。
休む暇もなく飲み進め、口を離す頃には既に一本飲みきっていた。
「はぁあ・・・本当に面倒な依頼ばっかりしかこない。その分お金がいっぱいもらえるから良いんだけど、割りに合わないのよねぇ」
そう言いながら二缶目を開け、飲みながらリビングへ歩いて行った。
「多分またあそこの家の人から依頼くるんだろうなぁ。前外した時超怒られたからちょっと嫌なんだけど、まぁお金になるなら何でも良いや。
よし、もう今日はいっぱいお酒飲んじゃおう!!」
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