第50話τ
ユウト達3人はクルルが倒した奴らを縛りあげながらそこら辺のパイプとかと一緒に繋げながら学園の校門を出るとメイクがジト目でこっちを見てくる。
「ユト。」
「知らないなぁ、門番さんが誰に縛り上げられたかなんて。」
「まだ何も言ってへんで。」
「あ。」
ユウトが墓穴を掘った。
「ユト、ほどいておいておけ。」
そう言われたらどうしようもないのでサッサとほどいて大通りに出る。
人はいないちょうどいい感じの灯りと霧が出ていてまるで気味の悪いゴーストタウンのようだ。
多分騎士の人たちが外出を控えるようにって片っ端から言っているのだろう。
「それにしてもなんか君が悪いな。」
クルルが言う。
「そうやなぁ、また奴らがきてもおかしくないなぁ、よし、先輩である妾の後ろについておけ!。」
と、メイクが言うがさっきからユウトの後ろをベッタリくっついていてなかなか剥がれない。
「あのー、今更先輩面とかしなくてもいいよ?。」
するとメイクがムキー!とか言ってペンチで殴ってくる、すんごい痛い。
そんなことをしながら大通りを歩いていると前から1人、マントで顔が見えない人が歩いてくる。
そのまますれ違うとすれ違いざまにマントの人がボソッと呟いた。
「笑止。」
その瞬間にすごい魔力の量が放出され後ろを振り返る。
後ろにいたクルルが見当たらない。
クソ、敵とクルルはどこだ!。
すると、すぐ横でドゴォンという轟音がする。
そこには盾を構え壁にめり込んだクルルの姿があった。
「メイク、俺の後ろに隠れてろ。」
すぐにメイクを後ろに下がらせる。
「クルル!、大丈夫か!。」
するとクルルが咳き込みながら言った。
「ああ、大丈夫だ!、でもあいつはヤバイ気をつけろ!。」
よく見るとクルルの盾はヒビが入っている。
何で攻撃したんだ?。
そう思っていると後ろで声がする。
「我が同胞が消えた、これはあの方に顔向けできぬ、人の子の命一つでも持ち帰らねば。」
「あんたがこの惨事の親玉か。」
「左様、我が名はタウ。同胞を消した罪その命を持って償え。」
するとマントの人、タウは拳を出して構える。
「おいメイク、お前義手の性能見たいとか言ってたよな?、いまから見せてやるよ。」
そう言ってユウトは義手から小太刀を取り出し、小太刀を刀に変えて構える。
メイクはそこらへんの木箱の後ろに隠れて覗くような形でユウトを見る。
「いざ、参る!。」
それは一瞬の出来事。
タウは一瞬でユウトの目の前まで来て拳を体に打ち込む。
体にもろに入ったかと思われたがユウトはギリギリで刀で防ぐ。
これはマグレだ、もう一回刀で防ぐのは難しいだろう。
ユウトは脱で退がるそして足に魔力を集中させて心の中で叫んだ。
ソニックインパクト!。
ユウトが消えた、いや、高速でタウに向かっているのだ。
「くらえ!。」
するとタウは避けるのではなく、応戦する構えをとった。
そしてユウトが刀で斬りつけようとするとタウは片手で刀を捌きもう一つの腕でラリアットを繰り出してきた。
ユウトは見事にラリアットにかかり頭から落ちる。
意識が遠のきそうになる!。
なんとかして意識を持ち直すとすぐにお腹に激痛が走る。
タウが飛んでユウトのお腹を目掛けて膝で攻撃したのだ。
ユウトは口から血を吐く。
人生で初めてのことだ。
そのまま服を掴んで民家の壁に目掛けて投げられた。
ユウトは壁に叩きつけられ咳き込む。
「その命を頂戴する。」
タウがまた構え直す。
クソ、これ以上やられたら体がもたない、あれを使うか。
ユウトが力を振り絞って構え直した。
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