ズシオ・イン・カオティックギャグ
『余の名はズシオ』という漫画を知っていますか?
アニメ化もされた『瀬戸の花嫁』の作者、木村太彦のデビュー作です。
内容を説明すると当時だから許された、現在ならスリーアウト打ち切りレベルの問題作で乱高下の激しい場面展開、兎に角ハイテンションで何より付箋の回収なんて最初から計算に入れていない作品でした。
毎話毎話、それはもうスプラッターな死に方をする、そして死なない、脳が取れてもバラバラになっても水が飲めなくてミイラになっても生き続けそれをギャグマンガだからで済ませ、反論を忘れさせる怒涛の展開と腰の入った右ストレートのような濃いキャラクター達。
一度見たら忘れられないUMA《うま》の
たぶんヒロインだった筈の完全に塚キャラ化した
もはや棒でしかない、棒としか言えない元竜王の風雷。
表現のしようのないチートキャラでズシオの姉、アンジュ。
これ何だ?ポヨ。
↑
そして主人公で上記の面々すら生ぬるく感じる説明不能なズシオ。
この作品ははっきりと言って混沌としています。
各回で一度は必ずズシオが死にます。
そして話の展開が予測不可能。
主要メンバーを軽々超える濃度を持った脇役。
やはり予測不可能な話の展開。
読者の予想の斜め上右よりの左を行く作品なのです。
人によっては受け入れ難い内容と言う事もあり「おもしろいよ!読んでみて!」とは気軽には言えない作品ですが、私はとても好きです。
以上終わり!
ドッキリとざまあの狭間で笑点と叫ぶ 以星 大悟(旧・咖喱家) @karixiotoko
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