見てないよね?
運転には、運転など縁がなかった時には想像もできなかったことが、本当に次から次というくらい、どしどし発生する。
たとえば、大型スーパーの駐車場。
あそこを出入りしている車が何らかの制約を受けているなんて、考えてみたこともなかった。
入り口専用と出口専用。出入り口がそんなふうに分かれてる場合があることすら、知らなかった(確かに、気づけばそういう看板出てるけど)。ましてや、駐車場から「右折で出るのは禁止」とか、そんな細かいこと、というか、自由に好きなように出入りできない場合があるなんて!
「(私が案内板などを)基本的に見てないよね」と、夫のM夫くんはよく言う。
悔しい。運転するたびに、お前はダメダメだって言われてるような気分になって、いちいちおもしろくないし、落ち込む。
でも、そのとおりだった。
大型スーパーの駐車場から片側2車線以上の大きな道路に出る時、確かに右折で出るのは大変だし危ないし、迷惑だ。駐車場の管理者が「右折禁止」の案内板を出すのは至極当然だ、と今はわかる。
でも、最初のころの私は、駐車場から大きな道路に出るだけで大変(信号もないし)。なので、出る前からドキドキで、看板とか見る余裕がない。
はい、悔しいけど、M夫くんのおっしゃるとおり、見てませんでした。
ある時、ダメとなってるのに、知らずに右折で出ようとしていた私。
当然、幹線道路の車の流れはなかなか切れず、こっちが切れてもあっち側の車線が切れないので、いつまで経っても出られないでいた。
こういう時に限って、「後ろの車を気にし過ぎないこと」というM夫くんの教えを守って、頑なに後ろを見ないようにしていたのだけど、どうもさっきから何度もクラクションを鳴らされているような気がしてきた。
「ほんとに、渡る道路は鬼ばかりだよ。。。」
また若葉いじめか…と思いながらも、いつまでも出られないで往生してるわけにもいかないと意を決して、かなり一瞬の隙をついて半ば強引に右折で出た。
その日の夜、またM夫くんに「クラクションで、早く出ろってプレッシャーかけられた〜」と涙ながらに訴えたところ、「それって、あそこのスーパーだよ…ね?」と思い当たったM夫くんによると、「右折で出ちゃダメなところでしょ!」ってことだった。
あ〜ん、何もかも難し過ぎる〜(泣)
気をつけポイント多過ぎて、ついていけない〜!
想定外のことがあり過ぎて、「見てなかった」「気をつけてなかった」こと自体に気づかないのだから、もうどうしようもない。
ちなみにM夫くんによれば、その時のクラクションは「プレッシャー」をかけていたのではなくて、左折で出ろってことを教えてくれていたのでは? ってことだ。つまり、もし後ろのドライバーをバックミラーで見たら、案外「左、左」って手で教えてくれていたかもしれないよ?
って、んなこと、わかんないよ〜
いつ後ろを見て、いつ見ないように(気にしないように)したらいいのかなんて、どうやって判断すればいいのさ〜
やってもやっても、前途多難過ぎる。。。
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