あぁ、自分の浅学が憎い。と同時に、まだ深く潜れるんだと思わせてくれる。昨今の、全てを読者に説明してくれる小説も気楽で良いが、これこれ!という気持ちになった。前置きできっちり方向性を提示して…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(87文字)
村上春樹風の文体と思われますが、村上春樹があまり得意ではない私でもこの作者さんの文章はどんどん読んで行けました。序盤から謎、謎、謎。暗号なのかノイズなのか、記号的な表現なのか、そういうものもあり…続きを読む
淡々と日常を描写しているようで、そこはかとなく、不思議な謎が提示されている。フワフワとしたトーンだが、ミステリーに通ずる緊張感が維持されている。素直に素晴らしいと思えた純文学に、久々に出逢えた。この…続きを読む
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