幻想のような、絵本の世界のような、そんなヘビのおはなし

面白い。なんといっても発想が奇想天外でありながら、童話や逸話を読んでいるような気分になってしまいました。
蛇の上を歩く、のところで、これはヘビが動く揺れが地震の正体なんだよ、的なやつか、と思ったら、スケールはそんなところではとどまらず、宇宙へと伸びていき。
なぜヘビは大きくなり続けるのか、成長に限界は無いのかなど、考察もしたくなってしまいます。
最後、手のひらの上に乗るくらい、ヘビ以外のスケールも大きな世界に降りたって、安心して眠りにつく、という終わりはやはり絵本のような魅力があります。

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