源三郎江戸日記(弟五部)56 和人の商人がアイヌを安くで、こき使っており、文句を言ったら乱暴されたとかで、その商人を襲う準備を、していると言っていた、もう行動を起しているかも、しれぬ


源三郎江戸日記(弟五部)56


和人の商人がアイヌを安くで、こき使っており、文句を言ったら乱暴されたとかで、その商人を襲う準備を、していると言っていた、もう行動を起しているかも、しれぬと言うのでそれは、

まずい、すぐに南に行くぞと言って海岸に戻りイワンにアイヌは承諾した、自由に交易してくれと言うと、船にのり南に向ったのです、そろそろ南の船着場ですと言うと、一隻の千石船が、

停泊しています、


陸地より多くの銃声が聞こえたので、さつそく上陸すると松前藩の旗が立っています、ここの頭はと聞くと、わたしが松前藩町方与力菅井半蔵で御座います、幕府の軍船で御座いますなと、

言うので、諸国巡察視の村上源三郎じあ、さつきの銃声はなんだと言うと、南のアイヌの村10村100人近くが、飛騨屋の出店に弓、槍で武装して襲撃したので追い払ったので御座ると言う、

ので、


騒動の原因は何じあと言うと、人足の給金で御座ると言うので、和人とアイヌの給金に差をつけているのじあないのかと聞くと、いや、飛騨屋は同じ給金を払っていると言うていますと言、

うので、飛騨屋はと聞くと人足共を連れてアイヌの村に討伐に行きましたと言うので、直ぐに呼び戻せと言うと、ハハハッと言うと傍を離れたのです、そばにいた和人の人足に給金を聞く、

と、


一日120文ですと言うので、そんなに安いのかと聞くと、アイヌの監視だけですからこんなもんではと言ったのです、そうか、和人と同じ給金だと言い張るつもりじあな、それで和人の人足、

に120文と言わせているのじあろうと言うと、菅井が帰って来て飛騨屋の人足13人が弓にやられたそうです、今から鉄砲隊にて殲滅しますと言うので、よせ、ともかくみんなを撤退させろ、

怪我人を運んでくるのじあと言うと、


承知しましたと言ったのです、ぞろぞろと帰って来たので七衛門に船子に手当てさせてくれと言って、お前が飛騨屋久兵衛じあな、口封じに村に押しかけたのかと聞くと、とんでもありま、

せん、給金は和人と同じに払っています、それを不服として和人の監督に怪我をさせたのです、今回は100人で襲って来たのです、一揆は厳禁になっています、主謀者を捉えて処刑して下、

さいと言うので、


和人と同じで一日120文を払っていると言うのじあろう、才蔵帳簿をみせろと言うと、これが出店の給金の払い台帳ですと渡すので、みると、和人には250文すなわち1朱を払っているでは、

ないか、アイヌは120文しか払ろうてはいないではないか、いいのがれは出来ぬ、諸国巡察視をたばかろうと、和人の人足に嘘の証言を強要する等とは許しがたい、蝦夷での鑑札は総て取、

けして、


財産は総て没収の上、蝦夷地追放とする、出店の金寸を総て没収すると、3千300両分の一朱銀があります、飛猿事情を説明して、搾取されていた分の、給金を払うのでここに連れて来てく、

れ、全員を連れて来るように言うので、一切の手出しはせぬと言うと、承知と言うと傍を離れたのです、暫くしてアイヌが来たので、給金は和人と同じ一日1朱銀とする、働く時間は一日、

4刻とし、昼飯時に半刻の休みを儲ける、


なお過去の給金として各村に100両分の1朱銀1600枚を渡す、これを搾取された者に均等に分けてくれと言うと、本当かと言うので、今回は怪我させた事は不問にするが、今後武器を用いて、

の襲撃は徹底的に討伐すると言うと、和人が無体な事をしないのなら、我々は武器で襲う事はしない、あんたは、良い和人だと言ったのです、出店に米、味噌、醤油、酒があるので、買っ、

て村に帰るが良い、


明日からは又働いてくれと言うと、渡した金でそれぞれ米、味噌、醤油、酒を買い、品物と金を持って帰って行ったのです、さて飛騨屋今回の騒動の罰金として2万両を納めれば、従来通り、

に商いを許してもよいがと言うと、承知しました松前でお納めしますと言うので、本来なら鑑札を取り上げて、蝦夷地追放じあが、納めるなら今回のみ目こぼししてやろう、ただし今後は、

一日1朱銀を払い、


働く時間を守ることじあ、アイヌで働かない者がいればすぐに暇を取らせよ、ムチで叩いて強制的に働かせてはいかぬ、暇を出したら前日までの給金は払うのだ、休みを取りたいものは休、

ませろ、休みの間は給金は払わなくても良い、出店で売っている物の値段は上げてはいけない、千島列島、蝦夷管内総てじあぞ、以上が守れるかと聞くと、必ず守りますと言うので、なら、

ば今回は目こぼししてやろう、


怪我した者は治療代を払ってやれと言うと、承知しました、寛大な処置有難う御座りましたと言うので、この金は返してやろうと渡したのです、菅井、択捉、国後は松前藩領じあが次に騒、

ぎが起きれば、治世不行き届きとして領地は没収して天領地とするぞ、しつかり監督するのじあと言うと、申し訳御座りませぬ、今後は不正しないように監視しますと言うので、これでこ、

この巡察は終わりである、


ロシアはカラフト、千島列島まで交易にきておる、和人がヌイヌを痛めつければアイヌはロシア人に保護を求めるであろう、ロシア人がカラフト、千島列島に上陸して土着すれば実行支配、

となる、これを追い出せばロシアとの争いとなり、ロシアは軍船を派遣して島を占領するじあろう、松前藩にはそれを阻止する力は無い、幕府が兵を送る事になるが、奴らは我が軍船の、

3倍の大きさ、


3000石の軍船に大砲12門を供えておる、伊達藩が稚内を守備しているが、それで手一杯なのじあ、アイヌ人は和人である事にして、カラフト、千島列島は、我が国の領土だと知らしめねば、

ならぬのじあ、それをそなたは邪魔している事になる事が分からぬのか、カラフト、千島列島が占領されれば次は蝦夷が危ない、そうなればそなたは蝦夷での商いも出来なくなるのじあぞ、

と言うと、


申し訳ありませぬ、肝に銘じ商いをしますと言うので、飛騨屋2万両は松前に帰ったら納めてもらうぞ、われわれは、これから択捉、歯舞、色丹、釧路、苫小牧、室蘭を巡察して松前に行く、

そなたは松前に帰っていろというと、承知しましたと言うと、菅井、藩兵、飛騨屋、負傷者達は船に乗り込み松前へ帰っていったのです、飛騨屋の出店の番頭に明日より従来どおり作業を、

開始しろと言うと、ハイ、わかりました言いつけは守りますと言ったのです、


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