源三郎江戸日記(弟五部)
源三郎江戸日記(弟五部)24 茶葉を不当に買い叩き百姓を苦しめておる、さらに代官に毎月100両の賂を渡して、目こぼししても貰うとは言語道断である、財産没収の上遠島申しつくる、代官そなた
源三郎江戸日記(弟五部)24 茶葉を不当に買い叩き百姓を苦しめておる、さらに代官に毎月100両の賂を渡して、目こぼししても貰うとは言語道断である、財産没収の上遠島申しつくる、代官そなた
源三郎江戸日記(弟五部)24
茶葉を不当に買い叩き百姓を苦しめておる、さらに代官に毎月100両の賂を渡して、目こぼししても貰うとは言語道断である、財産没収の上遠島申しつくる、代官そなたもじあと言うと、
こうなれば破れかぶれだ、みなの者こいつらを召し取れと言うので、諸国巡察視に逆らえば打ち首じあぞと言うと、誰も動きません、くそ~と言って切りかかったので、坂口がしれ者、
と言って横に払うと、
ぐわ~と言って前に倒れたのです、首に指をやると絶命しています、ばかな奴だ遺体は寺に運び、ねんごろに弔うのだと言うと運んでいったのです、島本屋みたであろう、あれが悪人の、
最後じあと言ったのです、山形が鶴蔵を連れて来て、博打場はイカサマをやっていました、金子500両と女郎屋の蔵の、6千両は没収し、博打場300両、女郎には30両づつと女将に合わせ、
て2000両を渡して続けるように言いましたと言うので、それで良い、
鶴蔵溺死していた百姓を殺したのは誰だと言うと、あれは島本屋が頼んだのですと言うと、島本屋が私はしらぬ、頼んでなんかいませんと言うので、ともかく殺害したのは事実じあ、2人、
とも江戸に送り極刑になるじあろう、そこの同心名前はと聞くと、金丸泰助に御座いますと言うので、明日、江戸に護送して南町奉行所に引き渡せと言ったのです、ここは新しい代官が、
決まるまで川越藩が預かる、
坂口そなた達はここに留まるのだ、代わりの者を派遣する、引き継いだら戻るのだと言うと、承知しましたと言うので、没収した金1万両で領内の治水等、やっていない普請の費用にする、
茶の取引は自由にさせよ、島本屋には1万両は返してやり、息子に後をつがせよ不正はやらせるな、父親は助からぬと言うのだ、没収した残りの1万5千両は、今後の巡察に使う、城下の、
両替商で為替手形にすると言って手代達に運ばせたのです、
代官が溜め込んだ金寸を調べると6000両あります、これも治世に使うが良い、一部は代官所の為に使ってもかまわぬ、取引する商人に鑑札を与えて、冥加金は徴収するのじあと言ったの、
です、茶葉の生産者の総代膳衛門を呼び、これからは鑑札を貰った商人なら誰と取引しても良い、又船番所の税の徴収は廃止したと言うと、有難う御座います、これで生産する百姓は暮、
らしていけますと喜んだのです、
それでは引き上げるぞと言うと、城ににもどり、遠山に事情をはなして代官の代理を選ばせて坂口と交替するように指示して、経緯を書いた文を上様と大岡にしたため早馬で江戸に向わ、
せたのです、遠山がこれで天領地の百姓達も平穏に暮らせるでしょう、又この城下から江戸までの水路も開く事ができます、搾取した金寸は誰に送っているのですか、と聞くので奉行の、
手文庫を調べたら、
送り先は水戸藩の藤田監物であった、監物を経由して幕府の役人にばら撒いていたのじあろう、恐らく若年寄りやその下の幕府の高官だと思うが、追求は難しいじあろう、水戸藩の幕閣、
への影響を強める為なのじあな、これは氷山の一角で、おおくの天領地も同じじあろう、総てを暴くのは至難の業だなと言ったのです、いろいろ領地を回ったがみんな生き生きと暮らし、
ておった、
総ては遠山の努力の賜物じあな礼を言うぞと言うと、当然の事をしているだけです、殿は心置きなく巡察に精を出してくだされと言ったのです、それから2日間領内を回り領民の暮らし、
振りを見て回ったのです、飛猿と才蔵が帰って来て、風間與三郎は喜んで殿の言いつけを守り開発を進めるそうです、小太郎に里に戻って協力するように配下を説得に行かせたそうで、
すが、
里には戻らぬといったそうです、申し訳ないと風間與三郎は言って、忠罰されても恨みに思わないというていました、小太郎と一緒にいる配下も戻らないとの事ですと言うので、そうか、
仕方ないじあろう、どこかで立ち会う事になるであろうと言ったのです、隠し目付けの小村の繋ぎが帰って来て、戸田行部の屋敷にはおよそ50名が集まり、戦支度をしているようです、
小村様は動きを監視されていますと言ったのです、
そうか、襲撃するつもりだな、ばかな奴らだと言って、遠山配下を連れて明日館林に行くぞ、おそらく、城下に入る前に襲うじあろう、襲うのは国境から城下へ向う途中のこの近辺だ、
遠山は国境から迂回してこの近辺に隠れていてくれ、われわれは、ゆっくり館林城下に進む、奴らが現れたら山形達5人と遠山の鉄砲隊30人が3連射するぞ、それで50人は壊滅するじあ、
ろう、
なるべく殺すなよ、後は突撃して戸田行部を叩き潰し、捕縛して城に乗り込み清武殿に仕置させると言うと、承知しましたと言うので、鎖帷子、篭手、すね宛は用意しろ、これは戦じあ、
と言って、隠れる必用はない堂々と国境までは行くぞと言ったのです、翌日は城下を出てまずは久喜に向ったのです、久喜で一泊して翌日に館林に行くぞ、国境は久喜からは直ぐじあ、
戦は昼過ぎになるじあろう、
夕方前には久喜に到達して、遠山達は代官所に逗留して、源三郎達は旅籠に草鞋を脱いだのです、飛猿と才蔵はそのまま館林の小村と合流したのです、久喜も川越藩の領内です一通り町、
の巡回をする事にして町に出たのです、屋台が沢山出ている場所に来ると子供がうなぎはいらんかねと声をかけているので、桶の中を見ると4匹のうなぎがいます、中々良いうなぎじあ、
なと言うと、
宿場はずれの川には沢山いるだと言うので、居酒屋か料理屋は買うてくれんのかと聞くと、あまり売れんので買うてくれんので、ここで売っているだと言うので、そうか、ドロくさい、
からなあと言って、お前はうなぎは裂けるのかと聞くと、うん、と言うので、よし全部買うてやろうと言うと、本当だかと言うので、但しこのうなぎを裁くのじあと言うと、わかった、
と言うので、2朱渡すと釣りがないよと言うので、
ちょっと待つてろと言うと、町を歩き七輪、墨、網、醤油、酒、砂糖、酢、金串、まな板、包丁、どんぶりを買って、子供が引ける小さい大八車を探して、台に樽を4つ載せて、子供の、
処に戻り樽、台を下ろし、台の上でうなぎを裁くのじあと言うと、うんと言うとうなぎを裁き始めたので、見ていると、中々上手いのです、よし、半身を2枚に切り、金串に刺すのだと、
言って16枚を用意させて、
砂糖、醤油、酒、酢でタレを作り、これで良いじあろうと言うと、七輪に炭を起させて、このタレにつけて焼くのじあと言うと、うん、と言うと焼き始めたのです、焦げ目が着いたら、
ひっくり返して又タレを漬けて焼くのじあと教えると、甘だれの良い匂いが立ちこめたのです、片方を3回づつ焼けば、油が落ちて丁度良いぞと言うと、うまそうだねと汗をかきながら、
焼いたのです、
よし良いぞと言うと、皿に入れて台に置いたので、お前も食べてみろと言うと一口食べて、これがおいらの取ったうなぎだかと言うので、そうじあよ、こうすれば飛ぶように売れるぞ、
今日からここでうなぎを焼き商いをするのじあと言うと、大勢の人が集まって来たので、一串20文で売ると良い、全部で16串あるから320文になるぞと言うと、大儲けだねと言ったの、
です、
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