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「実は、そうした人間の中にも、あの戦いで戦った人間はたくさんいる」まるで生得的に能力を得ている人間が多いかのような言い方だが。「じゃあ、そいつらが来るのか」「そう」と一言だけ返す。そして続ける。「無理やり、何の連絡もなく次元転移させたのは少し無茶だったと反省はしてる。だけど、そうでもしないと」「わかってるさ」と僕は言う。あの久々の、敵との遭遇を皮切りに、僕の周りで様々な風貌をした「人間ではないもの」が見えていた。あの時とは違う、人間サイズの異形達。何も危害を加えなかったのが救いであるし、同時に不思議にも思った。多分あれは、敵が別次元世界にいたからだろう。三次元世界に限りなく近い三・五次元世界に敵がいたから、あんなふうに姿だけが見えたのだ。先の戦いにおいて、戦うことを放棄した人間には、敵の姿だけが鮮明に見えていたと、どこかで書いたと思う。その状況が、あの時はそのまま僕にも適用されていたのだ。

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