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戦いが終わり、僕達から特殊能力や、武器の一切が消滅してから、北条には会っていなかった。同じ学校にして同じ学年とはいえ、彼女とは、あの戦い以外に接点がなかったし、かといって、あの戦いを機に、何らかの親交が芽生えることもなかった。今思えば少しもったいない気もしたが、あれは僕自身が選んだ選択でもある。彼女に対して不可侵を貫くという、今思えばなんともくだらないような決断を下して、なんとなく僕と北条はそれ以来、会わなくなった。話をすることもなかった。そうしてそのまま卒業し、僕は大学へ進学して、冒頭のような状況に至っている。言うまでもないが、彼女がどのような進路を進んでいったのかは知らない。一応、戦いに関するおおまかな記述は終わりだ。ここからは少しだけ、僕以外の、周りの状況について書いていきたい。と言っても、僕が見聞きしてきたことに限られるわけだが、書いている僕自身も、情報の整理をつけておきたいのだ。
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