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何はともあれ、僕以外にも飛行能力を身につけていた人間や、テレポート能力を持った人間などの手によって、次々と他の戦闘員が「岩」の上に乗り込んだ。どれほどの戦闘員を連れてきても、「岩」の表面は埋まらない。圧倒的な広さである。僕がいる「岩」以外にも、日本にはもう一つ、同じものが浮かんでいる。そこも同様に、次々と戦闘員達は乗り込んでいった。そうしてようやく、ほぼ全ての戦闘員が、国内の上空に浮かぶ二つの母船を破壊した。しかし疑問に思うだろう。母船が墜落する場所によっては、非戦闘員であり、この戦いを観測できない大勢の人間が、死ぬ恐れがあるのでは?と。ご都合主義とでも言えばいいのだろうか。心配は不要だった。異次元空間への入り口を作る能力を持った人間がいたからだ。空間中に巨大な穴を作り、墜落する母船を全て収めたのだ。コピー能力を持った人間が、彼を二人にして、二つの「岩」を収納した。まさに協力プレイである。

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