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結局、一応の作戦は完成した。その作戦通りに、【ナレッジ】は僕に指示を与え、その通りに行動した。その時はずっと、操り人形だと思った。中身の無い、傀儡になりきることに、僕は徹していたのだ。しかし、すぐに作戦は中止された。中止というよりは、作戦そのものが破綻した。異変はアメリカから。そしてその異変は、僕たちにとっての朗報でもあった。アメリカの上空には母船が十あった。その内の一つ、散らばるように分布している母船団の、最西端に位置していた母船が破壊された。ゆっくりと墜落して、地上に爆風を巻き起こす様を、僕はアメリカにいる戦闘員の視界を借りて見ていた。敵の巣窟だというのに、僕の胸は酷く痛んだ。なぜだろう。恐らく、炎をまとって落下していく「エアーズロック」を、一つの世界だと無意識に喩えたからだ。遠くから眺めているおかげで、かなりゆっくりと落下していくように見えたが、実際は阿鼻叫喚そのものだったのだろう。
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