28
熾烈に次ぐ熾烈。戦いが終わる前はいつもこうだ。彼ら敵達はいつも、自ら「負け」を悟った瞬間から猛烈に攻撃を仕掛けてくる。そのせいで、僕たちはこれまで苦労してきた。「勝ち」は目の前にあるのに、どうやっても辿り着けない。僕らの戦いというものは、今までずっとそうだったのだ。それがこの最終決戦に至ってますます悪化した。犠牲者は当然増えた。様々な次元世界において、何もかもが壊れた。手段を選ばず、敵を選ばない。自分が敵わない相手にも平気でかかってくる。敵も必至だった。僕以外の精鋭達は、あちこちで「勝ち」に向かって行動していた。謀略を張り巡らせる人間がいれば、勝利を決定的なものにするために、重要人物を確保する人間もいた。対して僕は、ただ能力を使って淡々と敵を倒していくだけで、作戦などに参加することは全くなかった。まさしく「孤高」そのものだった。つまり、要するに、僕に「疎外感」なんてものは皆無だったわけだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます