ヘッドイズバーニング
キリンさんの首が
伸びた
進化は止まらなかった
伸び続けた
進化
いや寧ろそれは退化なのかもしれなかった
何しろキリンさんは
やめてえ
やめてえ
と嫌がっていた
けれどその訴えは届かなかった
更なる上昇を余儀なくされた
キリンさんの首が伸びた
樹木の枝はとっくに置き去りにされていた
キリンさんの首が重力に耐え切れず大きな弧を描いた
何とかして大気圏内に自らの頭部を収めようとしたけれど無理だった
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