第58話 ハロウィン?ハロウィーン?どっちなの?

今日は、ハロウィン。この行事がどうにも俺は嫌いだ。

なぜかって?それはニュースやら、tiwtteroを見てればわかる。

いい年をした大人が馬鹿みたいに騒ぎ、ごみを捨てたまま帰ったり、店に危害を加えて帰ったりと、恥ずかしくないのかと俺は思う。

皆様も最低限度のマナーは守りましょう。

というところで、今日はハロウィン。学校でも男子が女子からお菓子をもらおうとしていた。

相変わらずだなぁ~と思いつつ、俺は帰宅の準備をしていた。

京は、友達と遊んで帰るらしく今日は一人だ。


「うぅ…さむ」

最近めっきり寒くなってきたので、体調管理を怠ったものは死ぬ。

「待ってましたよ、おにーさん」

どこかで見たことある顔だがあえてスルーすることにした。


「アレ?無視?ねえ。問答無用でいたずらするぞ?」

「しつこいなぁ・・・紗季だっけ?」

パァっと顔が明るくなり

「覚えてくれてたんですね、うれしいです」

そりゃ、初対面であれだけグイグイ来られたらいやでも覚えてるだろ…

「じゃあ、改めて。Trick or treat おかしくれなきゃいたずらするぞ」

こいつ、何歳だよ…。将来が少し心配だな。

俺はとりあえず、チロルチョコをあげる。

疲れた時に甘いものが欲しくなるので、基本チョコは持っている。

「それより、お前受験生だろ?勉強はいいのか」

「推薦なんで、大丈夫です」

あ、サイですか…

どうにかして、振り切らなくては。

「私だけ、推薦で決まってるんで暇なんですよね」

「推薦で決まってても、勉強くらいしておけや」

「えー、別にしなくてもダイジョブですよ」

舐めてる、痛い目にあうなこりゃ


「風邪でも引いたら大変だから、家に帰れ」

「えー、おにーさん家行ってもいいですか?」

燐は、受験期なので風邪でも引いたら大変だ、だから誰も家には呼ばない。

まあ呼べる人がそもそも櫻だけなんだけどね…

「駄目だ、燐がもしも風邪でもひいたらどうする。せめて受験が終わってからにしろ」

しぶしぶといった感じだが、紗季はおとなしく帰っていった。


「ただいまー」


「Trick or treat おかしくれなきゃいたずらするぞ」

そこには、がばっと胸元が開いており、悪魔の羽が生えた衣装を着ている春と、

おなかと脚が強調される、衣装をまとった京が、何をモチーフにしたものなんだろう…、最後に燐が猫の恰好をしていた。


「お菓子、っていってもな…」

さっき、紗季にあげたもので最後だったのであげるお菓子を持っていない


「「「じゃあ、いたずらするぞ」」」

3人の眼が捕食者の目をしていた、恐ろしい。

俺は、3人に連行され俺の部屋へと連行された。

このあと、どうなったのか聞きたいかい?

俺は、話したくない、というか思い出したくもない・・・


だが、まだ卒業はしていないと言っておこう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る