舞台の台本を読んでいるような文体が特徴的だが、キャラクターの書き分けが明快で分かりやすい。ストーリーもぐいぐい読者を引き込むが、破綻がなく、安心して著者の世界に没入できる。 もっともっとこの人の作品が読みたい。
グレーゾーンな世界のあれこれが描かれていますが、それらが中々に具体的に表現されていて面白かったです。他にはない独自性の高い小説だと思います。
就活生です!キャッチコピーにつられて読み始めたら止まらなくなってしまいました笑私は起業するつもりもなければそもそも高い志も持っているわけでもないので、目先の就活に関係あるかと言われれば一切関係な…続きを読む
飢の怪物・堂徳(ドウトク)。渇の怪物・清倫(キヨツネ)。彼らが、それぞれに成功させた起業。彼らが、それぞれに味わった過去が起因する、飢と渇を癒すための仮初めの居場所。正道ではなく、ほぼ違…続きを読む
登場人物の奥底にある病みの表現に惹かれた物語の構成や起承転結がしっかりしていた最後に二人の闇が薄れた事だけが個人的には残念だった
もっと見る