真面目な下ネタ
私の好きな作家様に誤解をさせてしまう中途半端な話をしてしまったので、取り上げてみます。
エロに対して、男女にはかなりの差がありますよね。それはエロばかりではありませんが。悪く受け取られると困りますが、即物的な男、情動的な女というように、元々の脳が男女では違うので、当たり前なのです。
で、エロに対して的を当てると。
男性はエロ本もエロDVDもアダルト放送も、見ることに対して基本的には罪悪感はありません。隠して見るのは女性が怒るからです。怒られるから隠すけど、面倒な訳です。だから中途半端な隠し方をしては露見して、更に女性が怒るという悪循環を生む訳です。まぁ、隠して見ることに興奮する方も居るでしょうけど。たいていはなんで隠さなきゃいけないんだと、どこかに不満があるのではないでしょうか。
どうですか? 男性の皆さん。
対して、女性はエロに対して罪悪感に似た感覚を強く持っています。
それは女性が受胎する体であるからこその、本能的な保身もありますが、罪悪感を強く植え付けるのは、日本独自の「臭いものには蓋をしろ」といった隠す美徳を謳った精神からきていると思います。
下ネタ(大便や尿も含めて)についても、性交についても、おおっぴらに話すものではない。家庭内でするものじゃないと、目を背ける文化。
男親が月経についての教育を娘には出来ない。逆に女親が息子に精通の教育が出来ない。出来ないのは知識が乏しいせいというより、男女間であからさまな性の話はしないものだ、という文化面での影響があるから。
恥じらいを知る文化は素晴らしいと思う反面、しなければいけない教育を教育と捕らえないのは問題です。
子供にきちんとした性教育をしないから、間違った知識が乱れ飛ぶエロ本、エロDVD、アダルト関連に頼ってしまい、結果、先進国でもワーストに入る若者の性病罹患率の高さを誇る現状になっています。
これこそが、恥ずべきではないでしょうか?
保健体育で学ぶ性教育は、表面上の知識でしかなく、浅く、性病の感染についても、それによる不妊についても、また子宮頸癌リスクの上昇についても、詳しくは学校では学べません。これを読んでる皆さんも、ちゃんと説明できますか? 知識はありますか?
医者じゃないから分からない、なんて言い訳では、我が子は守れないですよ。アダルトな情報は蔓延して、誰もが目に出来る時代です。
真面目な性教育の話だけではなく、男女で得る性感の違いや、快楽だけではない愛情の上に成立する性交などについても、本来はちゃんと教えるべきだと思います。もちろんこれは賛否があるとは思いますが。
どうしてそう思うのかと言うと。
女性の皆さん、アダルト関連見たことありますか? ちゃんとじっくり見てください。笑えますよ。だって、ちっとも女の心理を理解してない、男の勝手な間違いだらけな『女の快感』の描き方をしてますから。
長くなるので、この辺にしますが、真面目に性教育について、考え始めてる方は増えています。特に子をもつ母親の方々は、切実に考え始めてるように感じる事があります。
いやらしいことではなく、人として命を繋ぐ大切な事として、真っ正面から向き合っていけば、くだらないアダルト関連も減るのではないかと思ったりもします。
理想論かもしれませんが。
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