逃亡 1
次男は組脱退後
2種免を取りタクシーの運転手になりました
それを知った組関係の人達からタクシー会社に
次男のご指名が入ったり
駅で客待ちをしているタクシーの中から次男を見つけると
他のタクシーの客待ちを無視して次男の車に乗り込んだりしていました
タクシー会社は地元でしたので次男の事は知っていましたから
みなさん暗黙の了解だったそうです
でも…タクシーでご指名って…
ホストじゃないんだからさ…
長男は相変わらず
薬を打ち呑んだくれて ケンカをしたりと荒れた生活をしていました
「俺はムショ帰りだ」
と 金バッジを見せびらかし
肩をイカらせ歩く毎日です
でも…階級は上がってないんですよ
普通は組の為に服役し 帰って来た時 幹部クラスに迎えてもらえるのですが
長男は自業自得で入ったので 帰って来ても前と全く変わらない
「ちんぴら」
です
どうせ入るなら組長の身代りとか組の為とかだったらハクがついたのにね
長男…カッチョワルゥ
この頃長男は 次男が辞めてツルむ相手もなく舎弟の ヒデと言う男といつも一緒でした
と…言うか…
舎弟は ヒデしか居なくなっていた
父とも余り会う事もなく たまに組長の所へ一緒に挨拶に顔出しする程度でした
そして この頃から
世間では
広域暴力団
の撲滅運動の風が吹き初めていました
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