疲労はたまっていくばかり

 ここのところずっと疲れがたまっています。

 それはそうです。昼間は本業の仕事があり、帰ってからはWebライターとして依頼された原稿を書き、ベッドに入る前に小説も書かなければならないのですから。


 Webライターとして最初の2つの依頼を受けたあとも、新しい依頼は次々と舞い込んできます。書いても書いても次の依頼がやって来て、終わりが見えないのです。


 疲労は溜まっていくばかり。もちろん、本業の方は休日もあるのですが、普段からたまっている疲労を解消するために、長時間眠ってしまったり、マッサージやサウナに通ったりしてしまうのでした。

 そうして、依頼された原稿や小説を書くのは夜になってから。結局、いつもの時間になってしまいます。


「私、何をやってるのかしら?」と、時々自分がわからなくなってしまうことがあります。

 ほとんどの時間を執筆と労働に取られてしまい、それ以外のことをする時間がありません。

「作家は常に広い世界に目を向け、新しい情報を吸収しながら生きていかなければならない」とあの人から言われていましたが、とてもじゃないけどそんな時間も心のゆとりもありません。

「こんなことで一流の作家になれるのかしら?」と心の中に疑問も浮かんできます。

 あの人は「大丈夫だから!今のまま続けていれば、きっと君ならプロの作家になれる。それも一流の作家に!」と元気づけてくれますが、それでもやっぱり不安を感じてしまうのでした。


 それでも収穫はありました。

 プロのWebライターとしてやっていくということは、プロの校正さんがついてくれるということでもあります。私が書いた文章に手を入れ、懇切こんせつ丁寧に指導してくださるのです。

 それは、とてもありがたいことでした。文章を書く能力がメキメキと上がっていくのがわかります。

 これまでは、あの人に文章の校正をお願いしていましたが、いずれはそれに頼らずにひとりで書けるようになるかもしれません。


 ただし、Webライターとして望まれている記事は、小説とは全然違います。内容的にはもちろんこと、小説では通用していた手法や表現が全部アウトだったりします。

「ほんとは、こういうこと書きたいのにな」という文章があっても、削られてしまうことだってあります。他にも、いろいろとこまかいルールがあって、それに従って書くのは大変です。

 ルールに従うことを優先するあまり、おかしな文章になってしまったり、不本意な内容になってしまうこともあります。そういう時、とても残念に思います。

「こんな記事、ほんとに読者の人が読みたがっているのかな?」と疑問に感じたりもします。

 けれども、そこで立ち止まってもいられません。

 次から次へと新しい依頼がやってきて、山のように積まれて行きます。立ち止まっている暇などありはしないのです。


 こうして、今夜も私は依頼された原稿を書き、小説を書いて、夢の世界へといざなわれてゆくのでした。

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