いっそ忘れた方がいいのに、忘れられない忘れられるわけがないから、記憶の底に沈めてしまいたいのに、浮かび上がってきてしまうそんなお話
自称読み専 が、最近はヨムもちょっと滞り気味 敬称はお互い「さん」づけでお願いいたしたく候 しばらく前まで本屋で働いていたおじさん フォローや☆のお返し…
一文字でも読み落とせばこの物語世界からはぐれるんじゃないかと思わせるような文章だと感じました。すべての言葉が意外な繋がりを持って着地しているような。読んでいてとても心地よかったです。真正面から…続きを読む
まとい付くように夏の暑さを感じる文章。本当に聞こえてくるような蝉時雨。不穏で、どこか居心地の悪くなるような、不純物めいた記憶。主人公の人生に、静かに楔が打ち込まれていくようにも読めました。これほ…続きを読む
学生や子供とは違う大人の恋愛……それも一夜限りの恋をテーマにしており、その心情を綺麗かつ風情ある形に表現しています。短編小説でありながら非常に奥が深く、こんな恋もある……と教えてくれる作品です!
蝉は必ずどこかにいる。でも、見つけられない。特にこの言葉が胸に残ってます。淡々とした一人称の語り口のおかげで、盛況な夏ではなく、陰りある哀愁の夏の雰囲気が引き立つ。先輩がどんな人だったのか…続きを読む
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