第9話今の自分の力の範囲

クエストクリアをギルドに報告した後。

日が沈みきるころ。



「略奪者だっけ?かっこいい職業だね!能力は10秒って欠点はあるけど、剣真だけの職業だし使いこなせれば強くなるよ!絶対!」


「まあ、それはそうなんだろうけど、今は使える範囲があると思うんだ。半径何メートルまでの誰かのステータスを奪えるとか、クエストでおもったんだが、同じステータスを数人同時にとれるとかな。」


「じゃあ、簡単に調べる方法があるよ。冒険者カードで職業のとこを押せば分かるよ。」


「まじで??」


いそいで自分の冒険者カードをポケットから取り出し、職業のとこをおす。すると冒険者カードの文字が変化し、職業の細かな情報が載っていた。


職業:略奪者

能力:略奪(レベル1)……10秒だけあいてのステータスを一つだけ奪う。10秒経つと10秒この能力は使えない。範囲は半径2m。能力は10秒経つまえに解除してもよい。しかし10秒この能力は使えない。ステータスを奪える上限あり。数は無限。


「どーだった?ウィークポイントはどんなかんじだった?」


「能力を使ったあとに10秒のインターバルがあること。範囲は半径2m。あと、途中で奪ってるステータスを戻せるけど結局10秒経つのを待たなきゃいけないことかな。」


「最後のはまだ使用可能時間が少ないし、大丈夫だよ。あと2つだけど、範囲よりもインターバルが弱い点として大きいね。でも、スキルのレベルが上がれば範囲は広くなるし、インターバルは短くなるから大丈夫だよ。だから、今は能力を使うタイミングを覚えることが重要だね!」


「2人とも!クエストクリアしたばっかで疲れてるんだし、そういう話はまた今度しよ!!」


1人だけ話に混ざれず寂しかったのか、シルミーがそんなことをいった。

笑顔で言っているが、寂しいのが伝わってくる。気づいてないふりをするか。


「そうだな。シルミーも俺が攻撃くらった時に回復してくれて疲れてるよな。今日は初めてのクエストでもあったし、ご馳走を食べようぜ!」


「うん!食べよー!」


今度は寂しさが感じない笑顔でシルミーはそういった。



ギルドでご飯を食べる3人。


「なあなあ、くちゃくちゃ、キララって職業が盗賊だけど、くちゃくちゃ、どんなスキルがあるんだ?」


「わたひもそれほれきになふ。」


「2人とも食べながら話すのはだめだよ。」


「「ふぁーい。」」


「キララってどんなスキルってあるんだ?」


「まずは屋敷で見せた『スタン』、次に『罠設置・解除』さらに『トラップセンサー』最後に『暗視』だよ。」


なるほど、たしかに盗賊が使いそうなスキルばっかだな。

俺が1番すごいと思ったのは暗視だ。これがあれば暗いダンジョンの中でもスムーズに攻略できるだろ。


「それって私でも覚えられる?」


シルミーが期待してるのか、少し高い声でいった。

覚えて何するんだろ?シルミーの考えてる事はわからねーなー。


「ごめんね。私のスキルは全部盗賊専用のだからさ。」


「そ、そうだよね。」


また落ち込んじゃったよ。

しょうがないな。


「シルミー。この肉上手いぞ。ほら、あーん。」


「あーん。ん!おいしい!」


「まだたくさんあるぞ〜。」


「やった!!」


ちょろいな!!食べ物でそんなに気分変わるのか!!

でも、シルミーの笑顔はかわいいしいいかな。


「おかえしに私もあーん、してあげる。あーん。」


俺たちの周りにはピンク色が見えるような気がする。

やっぱり朝の夢といい、シルミーは俺のこと。

俺が期待してると。


「なに、2人でいちゃついてるのさ。2人は付き合ってるの?」


キララが急にそんなことを。

まあこんなとこを見れば仕方ない。でもそえ思われるのは嬉しいな。


「付き合ってはいないぞ。でも、『付き合ってるなんて、死んでもないよ。』」


シルミーが真顔でいった。シルミーの真顔ほんとに怖い。ローズさんは領主としての威厳みたいなものだったが、シルミーは奥に何かを隠してるようで怖い。

でも、シルミーはほんとに俺とのそういう話を完全に否定するんだよな…。


「そ、そうだったんだ。2人の仲がよかったからそう思ったよ。ハハ…。」


キララがそんなことを言いつつ、俺を可愛そうな目で見る。

やめてくれよ。結構ショックで落ち込んでんだからさ。


「まあ、明日何する?冒険者の先輩として教えることはたくさんあるけど。」


「じゃあ、俺とシルミーの能力のレベル上げでいいかな!?」


「いいけど、シルミーのスキル上げはまた今度でいいかな?ヒールのレベル上げするとなると剣真が攻撃をわざと食らってヒールするか、アンデッドモンスターにヒールを使う必要があるから。しかも、ここら辺はそんなにアンデッドが湧かないからさ。」


「じゃあ、明日は俺のスキルのレベル上げか!やっぱ冒険をしていくうえで欠かせないポイントだよな。」


「じゃあ、今日も宿屋でゆっくり休も!」


そうして、3人で宿屋に向かった。



――――――――――――――――――――

第9話です。

今回は剣真の能力についての回でした。今は欠点ばかりだけど、終わりの方ではその欠点も小さくなり強くなるようにしていこうと思っています。

次は剣真の能力をたくさん使うようにしていきたいです。上手くかけるようがんばります。

今回も読んでくださった皆さんありがとうございます!

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