濃い内容にも関わらず、気持ちいいぐらい読みやすい文体です。どんどん景色が展開していきました。考証もとても緻密でとにかく面白いです。
読み始める前に「絶対に後悔させません」の一言を見た記憶があったのですが、読後に作品紹介文を改めてみると書いてません。耄碌した脳味噌の記憶障害かなあ。でも、兎に角、37万文字の超長編ながら、後悔してま…続きを読む
時代小説・歴史小説で圧倒的に刊行数が多く人気の時代は、戦国から幕末までなのが事実だ。その分、他の時代の小説を読みたい読者は飢えている。本作は弥生時代が舞台。なにせ資料もそうない時代だけに、著者の想像…続きを読む
率直な感想を申し上げると、『すごい作品』でした。実際存在したかのような時代背景、登場人物。どれをとっても素晴らしかった。この物語は弥生時代に焦点を置かれた作品でしたが、物語の序盤からその世界に…続きを読む
日本人ならば誰でも一度はその名を耳にし、雄大な時代への畏敬と憧憬に胸を躍らせたことはある弥生時代。「女王の名」は己が命を燃やしながらも大切なもののために生き、時に雄々しく、時に気高く、時に悲しく、そ…続きを読む
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