うっかり暴露
エンペラーズが首位を独走している今、ある記事が話題を呼んだ。
それは例の三流雑誌で読者からの人生相談【宇棚ひろしの人生はうだな(^-^)】という連載コーナーを持つ宇棚ひろしが読者のこんな質問に答えていた。
「はじめまして。今ペナントレースは静岡エンペラーズが首位をキープしてますが、エンペラーズの優勝の可能性はあるのでしょうか?
また、八幡の抜けたボンバーズ、八幡が加入したヤンキースの逆転優勝の可能性はあるのでしょうか?
かつて埼玉スーパーフライヤーズの主砲であり、土佐ハードパンチャーズのGMだった宇棚さんの予想をお聞きしたいです」
こんな内容の質問だった。
読者からすれは、球界の主砲でGMまでやっていたひろしにこのような質問をしてくるのは、至極当然である。
それに対してひろしの答えは
「私宇棚 ひろし言います(^-^)
私プロ野球選手です(^-^)
静岡はサーカー大国です(^-^)
私わかります(^-^)
ハードパンチャーズのGMやってました(^-^)
ハードパンチャーズは応援団にサイン教えてもらいました(^-^)
ベンチに盗聴器仕掛けました(^-^)
だからサインわかります(^-^)
ムッシュ優勝は簡単です(^-^)
私攻略法あります(^-^)
優勝は若い人多いです(^-^)
若者あふれてパワーたっぷりです(^-^)
そういうことです(^-^)」
全く読者からの質問の答えになってないのだが、ハードパンチャーズはサイン盗みをした事を暴露したのである。
この内容の記事が波紋を呼び、ハードパンチャーズオーナー結野はサイン盗みの指示をした張本人とされ、プロ野球連盟は結野に制裁金並びにオーナーの職を辞するよう要請。
結野はハードパンチャーズのオーナーとしての権限を失い、ハードパンチャーズはかねてから球団買収を希望していた沖縄の企業が買収し、来季より本拠地を沖縄に変更する事を余儀なくされた。
ひろしの余計な一言でパンチャードームのカラクリが暴かれ、結野は失脚された。
まさか、我が子に暴露されるとは思ってもいない展開だ。
結野は球界から永久追放され、自身の経営する会社の株価が暴落。
一気に赤字経営となり、民事再生法の手続きを行使するハメとなった。
ひろし一人でハードパンチャーズを壊滅させてしまったのだから、恐れ入ったところだろうか。
ある意味巨大なシロアリ一匹が牙城を崩してしまったと言っても過言ではない。
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