ひろしとの会話
部屋に戻った珍太朗は、ボイスレコーダーを再生した。
「はじめまして私宇棚ひろし言います(^-^)」
「はじめまして桜です。優しそうな人で安心しました」
「私プロ野球選手です(^-^)」
「えぇ、野球選手なんですか?すごいですね!」
「私ハードパンチャーズのGMやってます」
「私あまり野球詳しくないんですけと、ハードパンチャーズって強いですね」
「簡単です(^-^)私勝ちます(^-^)」
「さすがですね」
「私わかります(^-^)ハードパンチャーズ勝ちます(^-^)」
「練習とかスゴいんですか?」
「攻略法あります(^-^)」
「へぇ~、どんな攻略法ですか?」
「ベンチに盗聴器仕掛けます(^-^)簡単です(^-^)」
「え?」
「私わかります(^-^)ハードパンチャーズはサイン解るから勝ちます(^-^)」
「サインで勝つんですか?私よく解らなくて…」
「マダム、盗聴器は外野手の応援団に伝わります(^-^)」
「スゴい!」
「応援団が教えてくれます(^-^)」
「え?どうやって教えるんですかぁ?」
「私簡単です(^-^)太鼓叩いて旗を振るんです(^-^)」
「へぇ、何だかスゴい事してますねえ」
「パンチ君が動きます」
「パンチ君?」
「うだな(^-^)」
「ん~私にはわかんないやぁ。難しすぎるな、野球は」
「マダム簡単です(^-^)」
「宇棚さん、私まだ独身ですよ~(笑)マダムなんてひどい~(笑)」
「私男性にはムッシュ、女性にはマダム言います(^-^)」
「宇棚さん面白い人ですね(笑)」
「うだな(^-^)」
「何ですか、それ(笑)」
「私の言葉です(^-^)んだな、をうだなに変えてます(^-^)」
「宇棚さんパンチ君て何ですか?」
「マスコットキャラクターのパンチ君です」
「へぇ、キャラクターが教えるんですかぁ?」
「パンチ君、スクイズの時はダンスします(^-^)相手が盗塁するときバク転します(^-^)」
「パンチ君はどうしてそんな事わかるんですか?」
「太鼓が3拍子ならスクイズ、旗を早く振ったら盗塁教えます(^-^)」
「はぁ…スゴい」
「でも宇棚さん、応援団の中にいたらうるさくてベンチの中の会話って聞こえないんじゃないですか?私よく解らなくてすみません」
「マダム簡単です(^-^)」
「簡単なんですか?」
「外野席の外にあるロビーで聞きます(^-^)」
「スゴい!何か緻密ですね!宇棚さんが考えたのですか?」
「私簡単です(^-^)ロビーにいる人メールで伝えます(^-^)」
「なんか…宇棚さんがそんなスゴい人だったんですね。私知らなくて、ごめんなさい」
「私大丈夫です(^-^)」
「優しい人で良かった~」
「マダム、ボールも違います(^-^)」
「え?ボールって違うんですか?初めて知りました」
「私簡単です(^-^)ハードパンチャーズが打つ時、軽いボール使います(^-^)ハードパンチャーズ守る時、重いボール使います(^-^)」
「へぇ、何から何までスゴいんですね~、全く知らなかった」
「簡単です(^-^)桜さん朝の朝食に青椒肉絲にたくあん、じゃがいもの味噌汁ありですか?」
「えぇ~、朝からそんなに食べるんですかぁ?野球選手はスゴいですね」
「うだな(^-^)」
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