第78章 もう一人のお爺ちゃん

プルルルルルル

「正一君!電話。」

なにも反応はない。悪美はいないと判断し、電話にでた。

「悪美?元気?」

「何だ。お姉ちゃんか。」

「この姿、もう流石に慣れたでしょww」

「まぁね(怒)楽な姿で、可愛くて、面白くて悪かったわね!」

「まぁまぁ。そうそう。天界に来て!」

「でも私、魔の塊だよ!?」

「気にしない気にしないwじゃーね!」

「じゃあ。」

プープー

電話が切れた。悪美は正一のことが心配になった。もしかして、私のことがショックで自殺してしまったのか。まぁ。とりあえず天界に呼ばれたので向かうことにした。


「○c○onald's旨かったw」

正一はちょうど昼食から帰ってきた。

悪美のいる部屋に行くと悪美がいない。正一は泥棒が入ったのか、色々とパニックになっていた。



私は天界に辿り着くことが出来た。そこには優しそうな顔をしたお爺ちゃんの二助と真池琉がいた。真池琉は私のことを紹介した。

「やっぱり私みたいな魔族はいちゃ・・・」

と、悪美が心配したが。二人は可愛いという話題で盛り上がっていた。

「で、用事って何?」

私は尋ねた。すると二助が

「実は・・・元の姿に戻してあげようかなぁ?ってさ。」

と、言った。私は少し嬉しかったのはつかの間、また魔族が溢れてきて大変なことになるのではないか心配になった。すると、二助が驚くべき回答をした。

「解放するのさ!」

私は意味がわからなかった。どうして、あんなものを出すのか。すると、二助は丁寧に理由を教えてくれた。

「地球という星。この星は神と魔。出来ているのさ。その一つがなくなればそのぶん地球は片寄ってしまうのだ。そして、いつしかおかしな星へと変わっていってしまうのだ。」

翻訳するとこの世は平和だけではない。恐ろしいこともあってこその世だということだ。悪美は自分が間違った行動をしたことに気がつき、罰としてこの姿でいようかな。と、思いだした。最近なにかあるといつも熊人形になる。そして辛そうじゃない。真池琉は気がついた。

「わかった。悪美。本当はこの姿気に入ってるでしょ!!」

「バレたかw」

悪美はまさかの図星であったのだった。

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