【微睡】

目を開けて一番最初に見えるものが、君の顔である生活にももう慣れた。

声を上げる時をじっと待っていた目覚まし時計に手を伸ばして、そっとスイッチを切る。

あとちょっとだけ、このひとを起こさないでいて。まだ、寝顔を眺めていたいから。僕の好きな黒い髪に指先だけで触れながら願ってみる。

今日は一緒に寝坊してしまおうよ。

君は怒るのかな。それとも、しょうがないなって、笑うのかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る