エピローグB 最弱主人公が史上最強の武器を作ったら歩く性犯罪者になり嫁が3人出来ました。

「貴方ね?!私の世界で無茶苦茶しているのは?!一体どういうつもりなのか詳しいことを聞かせてもらうわよ!」


リュータはこの部屋には絶対に誰も入れないようにしていた。

それもその筈、この部屋に置かれている武器の数々はありとあらゆるエンチャント効果を付加した武器のみが置かれていたからだ。

ここは依頼に合った武器をリュータが選び二人に手渡す為に用意された秘密の部屋。


そして、ライムと巫女の為の秘密の一本をリュータは現在作成中でそれを手にしていたのだ。

その手にした錫杖に付与された能力とは、人間化、美肌、栄養補給、自動回復、魅力アップ、興奮、発情、発汗、眷属化、女体化、サイズ適正化、であった。


ライムを完全な人間にして二人共に責任を取ろう、更に先日の「アッー!」になった男性がもし押し掛けてきても責任を取れるように女体化も付けて、もし巨人や小人が相手でも本人の許可があれば初夜に使える用に作り上げてきたまさにエロゲー主人公にこれ持たせたらどんな内容でも解決するんじゃね?的な遊び心満載の一本。

それを手にしている状態で振り向いてしまったリュータ。


因果逆転の効果は神にすら問題なく作用しふぁっきゅんしてふぉっくすして光子力ビーム(略して光ビ)しておしべとめしべがじゅふふふふふふふんした後の結果が精婆に一気に襲い掛かった。


神として人の性欲を司る神ではあったが自身がそういうことに経験があるわけでもなく見も心も耐性の無い刺激を与えられ完全に墜ちてトロ目になってる人間サイズの精婆が事後の状態でリュータの目の前に転がった。


体を動かすだけで性的行為を視界に入る範囲で行った結果が訪れるリュータは一切体を動かす事の出来ない状態で二人がやって来るまで耐え抜くのだった。







「こ…この能力はやっぱり止めよう」

「そ…そうだな…すぐ修正パッチの配布に回すわ」


ここは神の世界のゲーム制作会社アサッテキーのモニター室

初版で買われて作られた異世界をモニターしてゲームバランスや調整を加えるデバックチームはリュータの能力を修正する方向で修正するパッチの開発に動いた。

神が人間と交わり子を宿すのは古来より良くあることなので構わないのだが、その能力に神をただの人間に変える能力が含まれていたので慌てて修正に動いたのだ。

これにより今後異世界ツクールで同じような事件は起こらなかったのだが…






「いらっしゃいませーあなたー毒消し効果の杖お願い~」


部屋の小窓に声を掛けそこに置かれた杖を手にしてお客さんに使う精婆。


「ありがとうございましたー」


彼女は人間化したライムと巫女の二人と力を合わせて旦那のために今日も働く。

リュータは約束したのだ。

「完全武器破壊」のエンチャントがあれば問題の短剣を破壊できる、あれを完全破壊できれば因果逆転の効果は無くなり外に堂々と出られる!

そしたら3人纏めてこの世界で結婚すると。

武器の能力のせいもあるが3人共リュータに惚れているのでそれで納得していた。


ちなみに、人間化した精婆は神の力をなくし、この異世界だけは修正パッチが使用されることなくまだ問題のエンチャント能力は健在だ。

その肝心の能力の持ち主は奥の部屋で…


「1061060神力で絶倫、3463460神力で淫乱化か…」


懲りてない…全く懲りてないのであった。








時は遡りリュータの居た学校


「先生…」

「ん?どうした岡田?」

「部室のロッカーの中に入ってた私の着替えや下着が全て無くなってるんです。」


この一件で大騒ぎになる事件があったのだが結局解決せず迷宮入りとなった不思議な事件。

家出をして行方不明になったとされているクラスメイト一之条 龍太郎の件はこの事件で皆から忘れ去られるのであった。




-----完-----

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