緊急依頼:ワイバーン討伐作戦(Part4)
レオンはただ爆風に飲み込まれるオスカーを見ることしかできなかった。己の不甲斐なさに苛立ちを感じながら、火傷した右腕で地面を叩きつける。
「クソッ!!」
爆風が収まり、舞い上がっていた土煙が次第に晴れていく。そこには大きな影が映っていた。
「……あの爆発を食らって、まだ生きているのか?」
土煙の隙間から【悪食竜リドルゥ】は瞳を覗かせていた。しかし、その視線の先はレオンではなく、足元に向けられていた。レオンも【悪食竜リドルゥ】と同じところを見つめる。土煙が完全に晴れるとそこにはボロボロになった【悪食竜リドルゥ】と白いオーラに包まれていたオスカーの姿があった。
オスカーはあの爆発で無傷だったのだ。
「……なぜ、俺は無事だったのか?」
「全く、相変わらず無茶をするな。オスカーよ」
白い鎧を身に纏った大柄の男が近づいてきた。その男には右腕が無かった。
「…………なぜ、ここにいるんだ。ムルシラ」
「なに、無茶なことをする冒険者が見えたもんでな。つい手助けをしてしまった……それに私だけではない」
ムルシラが視線を向けると、その先からナイフが飛んで来て、【悪食竜リドルゥ】の体に突き刺さる。【悪食竜リドルゥ】は悲鳴を上げながら後退りする。
オスカーがナイフが飛んできた方向を見ると、そこには小柄な男がナイフを構えながら立っていた。
「お前もいたのか……セルド」
「おぉ、だいぶピンチなようだな。オスカー」
セルドはレオンとオスカーに向かって回復剤を放り投げる。二人は受け取った回復剤を飲み、傷や体力を回復させる。傷が癒えた二人は武器を構えながら後退し、【悪食竜リドルゥ】の様子を窺う。【悪食竜リドルゥ】もこちらの出方を窺っており動く気配はなかった。
「アーシュラ商会特性の高級
「それで……なんで、お前たちがいるんだ?」
「うむ、アバロン教会には治癒魔法や聖魔法を使える者が多く在籍しているため救護支援として、派遣されていたのだ」
「同じく。アーシュラ商会は武器や物資の支援。そしたら、ムルシラと会ってな。お前の様子を見に来たら、これだもんな」
セルドは呆れながらため息を漏らすと、鋭い眼光でオスカーを睨む。
「お前、死ぬつもりだったろ?」
「…………」
「お前は……俺達はアイツらの分も生きなきゃならない。そう言ったのは……お前だろ? オスカー」
「…………あぁ、そうだったな。すまない」
「まぁまぁ、オスカーも無事だったし、良しとしよう。セルドよ」
「はぁ……お前は相変わらずオスカーに甘いんだよ、ムルシラ」
三人のやり取りを見ていたレオンは唖然としていた。
「あ、あの……なぜアーシュラ商会の代表セルド・アーシュラさんとアバロン教会の神父ムルシラ・カムイさんがここに?」
「あぁ……セルドとムルシラは元冒険者で俺の仲間だ」
「えぇ!? そうだったんですか!?」
「……さて」
オスカーは会話を止め、【悪食竜リドルゥ】の方に視線を向ける。【悪食竜リドルゥ】は先程の爆発でダメージを負い、疲労困憊していた。
「セルド、ムルシラ……一般人となった、お前たちに言うのは無理も承知だ。だが――」
「何を言っておる、オスカーよ。我らは仲間であろう」
「そうだぜ、いつも無理難題を押し付けてくる癖に」
セルドは握っていたナイフを、ムルシラは左の拳を固めて構える。その姿を見て、オスカーは笑みをこぼす。
「そうか……そうだったな」
「お、俺も行けます!!」
レオンは【竜剣サバートラム】を握る。回復剤のおかげで火傷もある程度治っているが、まだ痛みは残っているようだ。
「……無理はするな……」
「いいえ、無茶しますよ。俺だってSランク冒険者【
「そうか……」
レオンとオスカーが話をしていると【悪食竜リドルゥ】が仕掛けてきた。咆哮を上げると口を開く。そして、火球を連続で放ってきた。無数の火球がオスカー達に降り注ぐ。
「来たぞ!!」
オスカーはバスタードソードを構えるが、セルドだけは余裕の表情を浮かべていた。
「頼んだぞ、セレス」
「かしこまりました」
いつの間にか一人のメイドがオスカー達の前に立っていた。メイドは握っていたレイピアを構えると華麗な動きで飛んできた火球を一掃した。その洗礼された動きには一切の無駄がなかった。
メイドは火球を払いのけるとレイピアを鞘に戻した。
そのメイドはオスカーがアーシュラ商会を訪れた際に対応してくれたセレスだった。
「さすがだな」
「ありがとうございます」
「……アンタは……」
「お久しぶりでございます。アンダルク様。アーシュラ商会代表セルド・アーシュラの命により、セレス・ドゥーガ。ここに参上いたしました」
セレスはオスカーに向かって頭を下げると、その名前にレオンが反応する。
「セレス・ドゥーガって……ダジャル帝国最強のSランク冒険者【聖剣姫】ですか!?」
「元冒険者でございます、ブリジット様。今はアーシュラ商会の使用人でございます」
レオンの反応を見て、オスカーも驚く。
「……やたら強い使用人だと思ったら……まさか元Sランク冒険者だったとはな」
「微力ながら加勢させていただきます」
全ての火球を払いのけられた【悪食竜リドルゥ】はオスカー達を睨みつけながら翼を大きく羽ばたかせ、斬撃を含んだ突風を放つ。
「任せろ!! 主よ、悪しき者を拒絶せよ!! ホーリー・ウォール!!」
ムルシラが左手を前にかざすと光の壁が何重にもなって表れた。【悪食竜リドルゥ】が放った突風は光の壁によって防がれた。
「お前……いつの間にこんな魔法を使えるように」
「うむ、私もただ神に祈っていただけではない。日々、聖魔法の鍛錬をしていたのだ」
「もう、ただの脳筋ってわけではないようだな」
セルドが走り出すと、それに続いてセレスも後を追う。
「俺には、あの化け物にダメージを与えられる程の力は持っていない。ヤツを陽動させるから、お前が攻撃しろ!!」
「かしこまりました」
セルドはポーチから小さな球を何個か取り出すと、それを【悪食竜リドルゥ】の足元に向かって転がすように投げた。転がった小さな球は勢いよく煙を噴出させる。突然、現れた煙で【悪食竜リドルゥ】は視界を奪われた。
【悪食竜リドルゥ】の視界を遮った隙にセレスは【悪食竜リドルゥ】との距離を詰め、レイピアを抜く。そして、静かに息を吐き体を脱力させると、目にも止まらぬ速さで【悪食竜リドルゥ】の腹部に刺突の連撃を叩き込む。
「クレセント流抜刀術-月華閃-」
セレスの攻撃で【悪食竜リドルゥ】は怯むが、セレスが付けた傷口から溶岩を噴き出した。飛沫となった溶岩がセレスに降り注がれる。
「させるか!!」
レオンが冷気の斬撃を放ち、飛び散る溶岩を凍らせた。セレスは冷え固まった溶岩をレイピアで払う。
「助かりました」
「いいえ、俺もまだ戦えますので!!」
レオンは剣に冷気を纏わせた。剣に纏った冷気は渦巻き、威力を増していく。力強く一歩前に出る。
「【竜剣サバートラム】よ、我に力を!! 氷白竜斬!!」
冷気を纏った剣を振るい斬撃を放つ。放たれた冷気の斬撃は竜となり、一直線に【悪食竜リドルゥ】に向かう。【悪食竜リドルゥ】は翼で煙幕を吹き飛ばすが、それと同時に氷の竜が【悪食竜リドルゥ】と激突する。衝突した氷の竜は氷の渦となり、【悪食竜リドルゥ】の身体を凍らせていく。
【悪食竜リドルゥ】の身体はどんどん凍っていくが、【悪食竜リドルゥ】は翼を羽ばたかせると炎の竜巻を作り出した。【悪食竜リドルゥ】の身体を覆っていた氷は熱風によって溶け出していく。
「……俺も負けていられないな」
オスカーは【悪食竜リドルゥ】に向かって走り出し、炎の嵐の中に飛び込み、懐に潜り込んだ。そして、【悪食竜リドルゥ】の右足を狙ってバスタードソードを叩き込む。切断までに至らなかったが、大きなダメージを与えることができた。足を攻撃された【悪食竜リドルゥ】はバランスを崩し、膝を付く。
オスカーは追撃のため剣を振り上げ、それに合わせるようにセレスもレイピアを構えて前に出る。
「はっ!!」
「クレセント流抜刀術-朧白虎-」
オスカーは剣で【悪食竜リドルゥ】の胸部を切りつけ、セレスも強烈な刺突の一撃を【悪食竜リドルゥ】の胸部に叩き込む。二人の攻撃で【悪食竜リドルゥ】は吐血し、悲鳴を上げる。
【悪食竜リドルゥ】は悲鳴を上げながら後退りすると、オスカー達を遮るように岩の壁を作り出した。そして、翼を大きく羽ばたかせて上昇する。
「逃げる気か」
オスカー達は逃げようとする【悪食竜リドルゥ】に近寄ろうとするが目の前にそびえ立つ岩の壁が行く手を遮る。
「私が壊す!!」
ムルシラが壁の前に立ち、左腕で壁を殴りつけると、岩の壁は瓦礫となって崩壊する。しかし、その間に【悪食竜リドルゥ】は天高く飛んでおり、今にも逃げ出しそうになっていた。
「あの距離だと俺の氷も届きません」
「……くっ……ここまで来て、逃げられるのか?」
【悪食竜リドルゥ】は息を荒くしながらも笑みを浮かべ、その場から立ち去ろうとする。しかし、そんな【悪食竜リドルゥ】の頭上にいつの間にか黄色い魔法陣が四つ展開されていた。
「雷光よ。敵を嚙み砕く牙となれ! 四雷光牙!!」
魔法陣からそれぞれ雷撃が放たれ、【悪食竜リドルゥ】に直撃する。雷撃を食らった【悪食竜リドルゥ】はもがき苦しみながら地面に墜落する。
オスカーは声が聞こえた方を振り向くと、そこには見覚えのある老人が杖を構えていた。
「ご、ご老人!!」
「ほっほっほ……こんな所で会うとは奇遇じゃのぉ、冒険者のあんちゃんよ」
老人の姿を見て、オスカー以外も驚愕していた。そんな中、セルドが老人の名を口にする。
「あ、貴方様は……ロージュ・デミンス様!?」
「えっ!?」
初めて聞いた老人の名にオスカーはさらに驚愕する。
「ご老人……アンタ、ロージュ・デミンスだったのか。凄い人とは何となく思っていたが……」
「はぁー……バレてしまったの。お主とはただの同じ料理屋を愛する者同士として仲良くしたかったのじゃが……まぁ、良い」
ロージュは杖の先端を【悪食竜リドルゥ】に向ける。
「リリアナにはあぁ言ったが……ワシもただ黙っている程、お人好しではない。【悪食竜リドルゥ】よ、今日、この場で貴様を討つ」
ロージュを危険だと察したのか【悪食竜リドルゥ】はロージュの足元に魔法陣を展開させ、岩の棘を生やし、ロージュの体を貫いた。
「ご老人!?」
突然の攻撃に皆、驚愕するが貫かれたロージュの肉体は雷となって宙を散乱した。そして、その後ろにロージュが無傷で立っていた。
「甘いのぉ、【悪食竜リドルゥ】よ。今のは雷で作った分身じゃ」
ロージュは杖を構えながら左手の人差し指と中指で、線を描くように宙をなぞる。すると、三重に重なる魔法陣が完成された。
「雷光よ。天を駆け、竜となりて、敵を打ち砕け! 赫御雷!!」
三重に重なった魔法陣から赤い雷撃が放たれる。赤い雷撃は竜となって倒れる【悪食竜リドルゥ】の身体に噛みつき、爆散する。
赤い雷撃は【悪食竜リドルゥ】の全身を駆け巡る。
「ギャアアアアアア!!」
【悪食竜リドルゥ】は悲鳴を上げるがロージュは攻撃の手を緩めない。
「雷光よ、我が敵を貫け! 白閃雷槍!!」
ロージュの頭上に展開された魔法陣から白い雷撃が放たれる。放たれた白い雷撃は【悪食竜リドルゥ】の両翼を貫き、動きを封じさせる。
「これで終いじゃ。雷光よ、剣となって天を裂け!! 轟雷剣 !!」
【悪食竜リドルゥ】の上空に雷で作り出された巨大な剣が現れ、【悪食竜リドルゥ】に向かって落ちていく。そして、【悪食竜リドルゥ】の身体を貫いた。
「……す、凄い」
オスカー達は目の前で魔法を連発するロージュに驚愕する。
「ほっほっほ……どうじゃ、ワシの雷魔法は。凄いじゃろ?」
ロージュはオスカー達の方に振り向き、自慢げに笑うが、その笑顔はすぐに消え去った。
「ご老人!!」
ロージュの体がゆっくりと倒れていく。オスカー達は急いでロージュの元に駆け寄り、体を支える。そして、セルドはロージュの体を調べる。
「これは……」
「毒だと!? ムルシラ!!」
「う、うむ!!」
ムルシラがロージュに近づき、治癒魔法を施す。
「主よ、汚れた肉体を浄化したまえ。ホーリー・キュア」
「……しかし、ご老人はいつ毒の攻撃を受けた?」
「もしかして……」
セルドは僅かに匂いを嗅ぐと、僅かに甘い香りを感じた。その匂いは【悪食竜リドルゥ】から漂っていた。
「あの野郎!! 体内から毒を放ってやがる!!」
「っ!? ……風の魔法で毒を霧散させていたのか!!」
ロージュが倒れた原因が判明した瞬間、いきなりレオンは膝から崩れ落ちた。続けるようにオスカーも膝を付く。
「え? あれ? か、体が……」
「…………くっ」
「セ、セレス!!」
セレスはレイピアを回転させるように振り回すと周辺に漂っていた毒を吹き飛ばす。ロージュの治癒を終えたムルシラは今度はレオンとオスカーに治癒魔法を施す。
倒れていたロージュも起き上がった。
「くっ……まさか毒をばら撒いていたとはのぉ。油断したわ」
オスカー達が毒で動けなくなっている隙に【悪食竜リドルゥ】は口を大きく開く。口の中には赤、緑、青、茶色の魔法陣が展開されていた。その魔法陣を見て、ロージュの額に汗が流れ落ちる。
「まさか……四つの魔法を合わせて放つつもりか!? そうなったら、この街ごと吹き飛ぶぞ!!」
「なっ!?」
【悪食竜リドルゥ】の口の中にどんどん光が収集されていく。
「くっ!! 間に合わん!!」
オスカーが毒が治って動けるようになり、ポーチから瓶を取り出して【悪食竜リドルゥ】に向かって投げた。オスカーが放り投げた瓶が【悪食竜リドルゥ】に当たると液体が飛び出した。液体は空気に触れた瞬間、液体は粘着性を帯びていた。突然の粘着液で【悪食竜リドルゥ】の口が塞がった。
「あれはウチで買った陶芸とかの修復用の粘着液か!?」
「あぁ、便利そうだっから買ってみたが……こんな所で使えるとはな」
オスカーが投げた物は陶芸品や銅像などを修復する際に使われる粘着液だが、ロージュの魔法付与により、より強固な粘着性を持つようになった。
口が塞がれた【悪食竜リドルゥ】はもがき苦しみ、そして口の中で発動していた魔法が暴発した。
「ギャアアアアア!!」
魔法が暴発したことで【悪食竜リドルゥ】の体内に溜めこんでいた毒ガスも放出され、辺りは濃い紫色の煙が立ち込める。オスカー達は急いで鼻と口を塞ぎ、煙を吸わないようにした。
「ごほ!! げほっ!!」
「くそっ!! なんて奴だ」
「……これで終わったのでしょうか?」
セルドの問いかけにロージュは首を振る。
「いいや……まだじゃよ……」
「だが……」
オスカーは【悪食竜リドルゥ】に視線を向ける。魔法を付与した粘着液を【悪食竜リドルゥ】の口に投げ入れただけなので、粘着液の効果が切れる前になんとかしなくてはならない。しかし、毒ガスが充満しており迂闊に動くことはできない。
しかし、そこへ。
「ギャアアアアア!!」
「くっ!!」
毒ガスの中から【悪食竜リドルゥ】が飛び出し、オスカーに襲い掛かったのだ。オスカーは咄嗟にバスタードソードを【悪食竜リドルゥ】の首に突き刺した。
【悪食竜リドルゥ】は大量の血を流しながら、翼を羽ばたかせ上昇する。オスカーは突き刺したバスタードソードを離さず、一緒に上昇していく。
レオンが駆け寄ってオスカーを掴もうとするが間に合わなかった。
「オスカーさん!!」
「くっ……一緒では魔法も撃てん!!」
【悪食竜リドルゥ】はオスカーを連れ出したまま、この場を去ろうとする。オスカーは突き刺されたバスタードソードをさらに深く刺し込む。大量の血が噴き出すが、【悪食竜リドルゥ】はそのまま空を飛行し、街の外れまで飛び続ける。
「コイツ……まだ動けるのか……」
オスカーは振り落とされないようにしがみ付きながら剣を突き刺すが、【悪食竜リドルゥ】は飛行を続ける。オスカーはあることを思い出す。
それはロージュの魔法だった。ロージュの雷属性の魔法は【悪食竜リドルゥ】に大ダメージを与えていたのだ。
「……なら……」
オスカーは【悪食竜リドルゥ】にしがみ付きながらポーチから警棒を取り出した。
「ご老人に改造して貰った電気警棒だ」
バスタードソードを抜き出し、先ほどまで刺していた傷口に電気警棒を突き出す。【悪食竜リドルゥ】は何をされているのか理解不能であった。
「これで最後だ!!」
オスカーが手元のスイッチを入れると【悪食竜リドルゥ】に電流が流れる。【悪食竜リドルゥ】もがき苦しみ暴れ出すがオスカーは力を込めて警棒をさらに押し込む。
しばらく電流を流し続けていると魔力が切れたのか、電流がピタッと止まった。そして、【悪食竜リドルゥ】の口や傷口から肉が焼かれたような臭いが立ち上る。
「ギャ……ャ……アァァァ……」
もう飛ぶ力もないのか、【悪食竜リドルゥ】はそのままオスカーごと落下していく。
「あぁ……しまった」
オスカーはタイミングが悪かったと察した。【悪食竜リドルゥ】が飛んでいたのはセンブロム王国とダジャル帝国の国境沿いの谷の上だった。オスカーと【悪食竜リドルゥ】は谷へ真っ逆さまだったのだ。
「これは……ダメか?」
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