第20話 屋根で飯を食う男
ヤケになってはいたが、こんなところで痛い思いをしたくない。
固まっていると、何処かから旨そうな魚を焼く匂いがしてきた。
犬どもは一斉に匂いの元の方角に走り去った。
ホッとして辺りを見回すと犬が走っていった方向の屋根の上で七輪で何か焼いている男がいる。
周りにはびっしりと犬が集まっている。
どうするのかと見ていたら、男は悠々と焼いた魚をおかずに飯を食った。
本当に悠々と。
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