嘘をついてしまった後のズブズブ沈んでいく感じと、罪悪感と責任転嫁がない交ぜになった気持ちがよく出ていたと思います。
冒頭からラストまで、ぐいぐい読まされました思春期の少女の抱える、自分対社会とのギャップそれを嘘という形で解決しようとした主人公は、嘘のために追い詰められてしまう葛藤のあげく謝っていい子ちゃんに…続きを読む
何の気なしについた嘘が、思いもよらぬ波及をして、気づいたときには大変な騒ぎになっている…。誰もが経験のある思い出ではないでしょうか。主人公すらも気づかぬその嘘の下の本心は…?
彼女は嘘つき。でもその心に生まれた気持ちはウソじゃない。懐かしい気持ちになる甘酸っぱ系小説。
現実で、ここまでこじれることってそうないと思われるのですが、色恋沙汰って当人たちからすれば死活問題であり、生物の本能的にも、人間の尊厳的にも確かさを与えてくれる便利な舞台装置なんでしょうね。 少し…続きを読む
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