過度な装飾のない読みやすい文体で、スラスラとテンポよく読めました。懐かしいあの頃をじんわり思い出せました。
8000字近い文字数で、短編としては少し長めかもしれません。ですが、程よくライトな文章がそれをカバーし、するりと読めてしまいます。文面は軽いけれど、内容は深い。そんな恋愛物語です。
一年というスパンを、ここまで圧縮しつつ、思わず頬がにやける読後感をさらりと残す…… 悔しいけど、素晴らしいとしかいえない。 この作者様のショートは間違いなくオススメ出来る良作です。 是非、読…続きを読む
リアルな恋でした。恋って、こんな風に、全然甘くない。むしろ苦くて、思い出したくないようなシーンが必ずある。その苦みや痛みが、ひしひしと伝わりました。真剣でまっすぐなふたりを心から応援したい。…続きを読む
一つの出来事に対する文字数は少ないですが、その中に見事に話に必要な情報を入れ込んでいます。 しかし、それでも味の無い文章には成っていない。この筆者は素晴らしい表現力の持ち主です。
もっと見る