第25話 読書日記? 幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 ①

 読書日記はやめると書いたのに、また書いてしまう。朝令暮改、泣いたカラスがもう笑った。なんとでもいうがいいさ。おいらに残されたものは何もない。ロンリーベアーに何言っても無駄だよ。


 読んだのは単行本化される『幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。』の第一章。続きはまた読むとして、とりあえずの報告だな。

 これ、ライトノベルっていうんでしょ。そしたらおいらライトノベル処女だから初体験だ。ドキドキ、ワクワク。


 一番最初に思ったのは「さすが、プロだ。リーダビリティーに優れている」ということだ。以前に読んだ大賞の二作と違って、断然に読みやすい。こんなのわざわざカクヨムに載せて、無料で読ますよりも、最初から単行本として出してあげればいいのに。これはKADOKAWAのカクヨムを認知させようとする戦略だなと思った。「はい、あなたの小説もこんな風に単行本になりますよ」と言って、催眠商法しているみたいだ……とまたまた知らないおじさんが言っていました。おいらが言ったんじゃないですからねえ。運営さま。


 内容については一切言わないが、これはある少年の恋愛に関する一代記になるんじゃないかな。結末読んでないからなんとも言えないが、悲しいものになるんだろう。そして少年は大人になった、みたいにね。

 まあ、普段読み慣れていないジャンルなのに、すらすらと読めた。これがプロとアマの違いなんだなと見せつけられた感じだ。まざまざとな。

 今後も隠れプロの作品が「カクヨムから本が出ました」って宣伝されて出版されるのだろう。前にも言ったけどこれは、単に新しいレーベルが誕生しただけのことだと思う。夢破れた作者は『小説家になろう』に帰って行くのではないか。おいらは帰るあてがないから居続けるけど。


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