第18話 批評・感想・読書日記
おいらが批評家、感想家が大嫌いだ! ということは過去に何回も書いた。近況ノートにも書いた。(消しちゃったけど)ブログにも書いた。(誰も読まないけど)そのくせ、カクヨムWeb小説コンテストの大賞二作を読んで読書日記と称してちょっとビターなこと書いちまった。申し訳ない。でも、感じたことを書いて、自分ならこうするよって主張しただけで誹謗中傷はしていないと思うんだ。だから許してね。許せなかったら遠慮なく連絡してください。削除しますから。
おいらは批評家、感想家が嫌いだってわめいているけど、全員が嫌いな訳じゃなくて、一人の辛口感想家が嫌いなだけなんだ。なんでその人のことが嫌いになったか話すね。(これも繰り返しになっちゃうかもしれないな。知ってるよって人とは次回お会いしましょう、さようなら。またのお越しをお待ちして居ります)
もともとの原因は、その人とは違う某スコッパーさんがその近況ノートにおいらの短編二作を取り上げて辛口批評した挙句「読む価値はない」と断言していたのをカクヨムサーフィンしていて偶然、おいらが見つけてしまったことにある。おいら、チキンハートのくせに沸点が低いんだ。「なんじゃこれは!」って頭にきて近況ノートにぶちまけたんだ。(もちろん、現在は削除。これぞ、チキンハート)その骨子は、「辛口批評は構わない。だけど自分の知らないところで批判がなされていることが腑に落ちない。一言挨拶ぐらいすればどうなんだ!」ってところかな。そうしたらフォロワーさんの一人が「そういう輩はほっとくに限る」とアドバイスしてくれた。その時点で近況ノートを削除しておけば不幸な遭遇をしなくて済んだ。だけど、すぐに削除しちゃったら、せっかくアドバイスしてくれたフォロワーさんの意見を切ったみたいで失礼すぎるなと思ってそのまま残していたんだ。そしたら、次の日、問題の書き込みがあった。おいらはその時まで辛口感想家のことを全く知らなかった。向こうさんもおいらのことなど知らなかったようだ。それがおいらの近況ノートを見たのは単なる偶然らしい。本当に不幸な出会いだな。別の出会い方をしていたら良き友になっていたかもしれない。それはともかく、辛口さんの書き込みの骨子はこうだ。「Web小説の世界では批評をするときに、いちいち挨拶するマナーはない。批評されたら逆に『ありがとうございます』と挨拶するべきだ」おいらはそれを見て髪の毛が逆立ったね。「褒められたならともかく『読む価値なし』と書かれて、ありがとうなんか言えるか。おいらはキリスト様じゃねえ!」この瞬間、怒りの矛先はスコッパーさんではなく、辛口さんの方へと向かった。「呪ってやる!」だけど冷静なもう一人のおいらが怒り心頭のおいらに囁く。「これはおおごとにしてはダメだよ」ってね。やっぱりおいらは多重人格なのかなあ。ちょっと考えたおいらは近況ノートごと辛口さんの書き込みを削除した。もう一人のおいらの意見に従ったのだ。でもしっかり覚えているぞ。辛口さんの名前は。
しばらくして、おいらは辛口さんのページに行った。そして近況ノートを覗いてやる。そしたらさっきの出来事をまるで鬼の首を取ったように賢しらげに書いている。くそっ。もっと頭にきたのが辛口さんの取り巻きみたいのが、彼を褒め称えて、おいらのことを卑下するようなコメントを書いている。こいつら小さなコミュニティを作って巨大王国と勘違いしている。ロンリーベアー(よろしくまだから)のおいらはそれに太刀打ちすることはできないな。おいらは強烈な敗北感にとらわれて彼のページを後にした。
しかし、マムシのようにしつこい、おいらはそれから毎日、辛口さんのページへ行き、彼の文章を読み、彼の発言を見ている。まるで、熱狂的な一ファンだ。おいらより辛口さんのページを見ているものは一人もおるまい。おいらほど、みんなヒマじゃないからな。
見てどうするんだ? 分からない。でも、見ることによって一種の念が送られて……やめよう。本当の狂人だと思われる。
今、批評、感想に対する逆批判みたいなことが起きつつあるようにおいらには見える。おいらは批評感想大いに結構。だけど人の心は傷つけるな。作者、作品があってこそ批評感想もできる。作者、作品に敬意を表せと考える。
その点からするとおいらの読書日記は続けられないなあ。今後、頼まれてもWeb小説の感想は書かないことにする。大金を積まれれば、コロリとこけるが。
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