リーリヤとユーリカ;ある記録より
金村亜久里/Charles Auson
リーリヤとユーリカ;ある記録より
あるところにリーリヤとユーリカという二人の女の子がいました。
リーリヤがユーリカに言いました。
「一緒に行こうよ」
ユーリカは言いました。
「うん!」
二人は手をつないで歩いて行きました。
二人がいなくなったので、大人たちは昼も夜も二人を探しました。
一日が経ち、二日が経ち、三日が経って、一週間、一月が経っても二人は見つかりませんでした。
それから今になっても、リーリヤとユーリカは見つかっていないということです。
――ギッシ=ムウ『ス・マ・ノ地域のサニ民話について』より和訳
リーリヤとユーリカ;ある記録より 金村亜久里/Charles Auson @charlie_tm
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます