小説書きとしてのスタイル

 小説を書く時、人は「誰かのため」というタイプと「自分のため」というタイプに分かれますよね。


 前者は、読者を楽しませたいということで工夫を凝らしたり、流行りの要素を取り込むということでハーレムや最強モノを書くわけです。このタイプはサービス精神が旺盛なんでしょうね。


 後者は、自分が思うことの実行のために書くわけで、ニーズや流行りなんかあまり気にしないようです。


 私はどちらかと言いますと、実は後者です。読者のニーズとやらに応えようと思ったことなど一度もありません。エッセイではいかに読者のニーズを探るかという辺りをしつこく書いているのに、矛盾していますね。

 別に、自分が活用するつもりでマーケティングを勉強してきたわけじゃないんですよね……純粋にそれがネタとして面白そうだからというだけです。いずれこれで一作ものす事が出来ればと考えて、あれこれを考えています。


 マーケットに踊らされ、疲れ果てる男の物語なんて最高ですよ。そんな映画なら既にあった気もしますが。私は誰かのために書くなんてのは絶対に無理だと自分で解かっています。そんなのはつまらないと思っている。

 例え読者が求めていても、私が書きたいかどうかが優先します。


 読者に読んでもらう工夫は、読者のニーズを満たすことばかりではないわけで、私は私が書きたいものをいかに読者に読ませるかの工夫を凝らしたいのです。

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