宝物の価値への応援コメント
茶入れを偽物だと言われたことで、楽しそうにしていた祖母の思い出まで揺らいでしまう菊里の心情が切なかったです。周囲にどう思われていたのかまで気になってしまうところに、大切な人を思う気持ちが伝わってきました。
まだ気持ちを整理できないまま、それでも茶入れを手元に残そうとする選択がよかったです。値段への未練ではなく、手放したら何か大きなものを失ってしまいそうだという感覚に共感しました。
最初はとっつきにくかった店主の、不器用な優しさも印象的でした。鑑定は曲げずに、祖母が大事にしていた時間は肯定してくれる。その言葉を受けて茶入れに温かさを感じる結びに、こちらまでほっとしました。
作者からの返信
コメントおよびレビューをありがとうございます。
物の価値というものは厄介で、誰かの大切な物でも、金銭価値によってその存在意義が簡単に揺らいでしまいます。
でも、大切にしていたことまで嘘にはしたくない。そんな思いで書きました。
大事なものは大事。それを認めてもらえることも支えになります。
お読みいただきありがとうございました。
宝物の価値への応援コメント
こんな出来事、きっと世界中で起きてるんじゃないかなと思いながら最後まで読んで、「間違いなくそれは、あんたのばあさんの宝物さ」という言葉を言い添えてくれる鑑定士さんが本当にいい人だなぁと思いました。
きっとこのおばあさん、こんな遺族にたくさん会って来たんだろうなぁ、でも亡くなった誰かを心から思って引き取るという選択をした人は意外と少なかったんじゃないのかな、という気がしました。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、ありきたりな話だと思います。
私たちだって、直面する可能性のある話です。押入れの奥から何が出てくるか分かりませんから。
pricelessなんて言葉がありますが、なかなかそうは考えられないものです。でもだからこそ、とも思います。
お読みいただきありがとうございました。