概要
口下手で不器用な私たちの語らい【百合】
高二の秋、余り者の私たちはお互いの孤独に身を預け合った。
あれから十五年。私の気まぐれが再び縁を手繰り寄せる。
あれから十五年。私の気まぐれが再び縁を手繰り寄せる。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!伝わりにくいからこそ、伝わるものがある
十五年ぶりに再会した二人の、短い一日の物語です。
何より惹かれたのは、彼女の話し方でした。頭の中で言いたいことが一度に押し寄せて、順番を待てずに一文に詰まって出てくる。その渋滞ぶりが、読んでいて手に取るように伝わってきます。
そして語り手は、それを急かさず、ひとつずつほどいて聞き直していく。余計なことを言ってしまう自分を責めながらも、彼女の前では偽れない。このやりとりがたまらなく心地いいのです。
私たちは普段、何気なく言葉を交わしています。でも本当は、相手の頭の中を想像し、言葉を受け取り、組み立て直すという、とても高度なことをしているのだと気づかされました。
だからこそ、言葉だけ…続きを読む