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    第10話への応援コメント

    愛憎入り混じる復讐劇に終始息を呑みながら読み進めました
    淡々と事実を綴りながらも、揺れ動く自身の感情を克明に綴る明日美の独白は、愛に焦がれた狂気の恋文のようにも、どす黒い感情に塗りつぶされた醜い呪詛のようにも感じました
    多感な年頃の少女が感情に翻弄され、道を踏み外してしまった末に行き着いた過ちだと思ってしまいたいですが、彼女自身の持つ歪んだ愛への願望が引き起こした必然の悲劇に他ならないのでしょう

    穂乃香や先生という罪深いほどに強い引力を持つ者たちが引き寄せてしまった罪と罰なのだと思いますが、万有引力の法則に則れば、明日美自身にも人を狂わせる引力が少なからずあったのではないかと思わずにはいられません

    先生という林檎の果実が赤々と大きく実り、ぷつんと枝から切れて抗いようもなく地に堕ちていく様を、明日美は暗闇の中で一人想い描き続けていたのでしょうね
    それこそ、何度も何度も……

    彼女が再び外の世界に出たとき、その瑞々しい口元に舞い落ちる雪は、果たして蜂蜜よりも甘いのか、空虚な無味なのか……
    遣る瀬ない後味が舌先に残るようなお話でした

    作者からの返信

    油谷さん、最後まで読んで頂けただけでも嬉し過ぎるのに温かいコメントと共にレビューまでくださり、ほんとにありがとうございます…!

    この物語は明日美の痛みだったり、若さゆえの青さや歪んだ愛情を、自分なりに限りなく抽出して書いてみました。

    人を愛するということ。それがひっくり返った時、その想いの強さの分だけ憎しみへと変わる。明日美の周りには先生や穂乃果という努力することなく自然と人を惹きつける、ある種引力を持った人間がいましたが、明日美自身にも人を狂わせる引力があったのではないかと油谷さんが書いてくださったコメントを読ませて頂いて、ああそうかもしれないと作者なのに気付きを頂きました。

    人の心の機微を描くことが好きでいろんな物語を書いてきましたが、ここまで愛憎に振り切ったのを書くのは初めてだったのでもしかしたら誰にも受け入れられないかもって不安な気持ちも大きかったのですが、温かいコメントと共にレビューを頂けて書いて良かったって心から思えました。

    改めてになりますが、油谷さん最後まで読んでくださり、ほんとにありがとうございます😭✨