概要
不細工な計算機はもうやめにします。
ブランシュール王国の王太子オリバーの婚約者ヴィオラは、無能な彼に代わり、寝る間も惜しんで王国の書類仕事や領地経営、予算編纂のすべてを陰で肩代わりしていた。しかし華やかな夜会にて、オリバーは男を惑わす男爵令嬢セシリアを抱き寄せ、「愛想がなく書類ばかりいじるブスは不要だ」とヴィオラへ一方的に婚約破棄を突きつける。ヴィオラは静かに政務室の鍵を返し、引き止めてくれた隣国のアルヴィン公爵とともに国を去る。残されたオリバーたちは意気揚々と政務を引き継ぐが、ヴィオラが構築した高度な財務システムと暗号帳簿を何ひとつ理解できず、わずか一ヶ月で国庫は空に。不正と借金が発覚して国が大混乱に陥る中、泣きつく元婚約者にヴィオラが突きつけた返答とは——。
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