概要
六年分の私の言葉を、彼は一言残らず記録していた。
『第一項 「あなたが書いてくださるなら、今日私が言ったことも、消えずに済むのですね」』
卒業夜会で冤罪の婚約破棄を突きつけられた伯爵令嬢コーデリア。誰も彼女の言葉を聞こうとしない中、地味な王宮書記官イザークだけが、記録を手に前へ出た。
王子の嘘を記録で崩した彼の懐には、公務とは別の小さな帳面。そこには六年分、二百十四項にわたって、彼女の言葉だけが並んでいた。
「一言も、聞き逃したくなかったのです」
少し重くて、とても一途な記録係の溺愛短編。
※この作品は、外部サイトでも掲載しております。
卒業夜会で冤罪の婚約破棄を突きつけられた伯爵令嬢コーデリア。誰も彼女の言葉を聞こうとしない中、地味な王宮書記官イザークだけが、記録を手に前へ出た。
王子の嘘を記録で崩した彼の懐には、公務とは別の小さな帳面。そこには六年分、二百十四項にわたって、彼女の言葉だけが並んでいた。
「一言も、聞き逃したくなかったのです」
少し重くて、とても一途な記録係の溺愛短編。
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