概要
嘘をついただけなのに、なぜか出世してしまいました。
仕事はできない。出世欲もない。あるのは、怒られたくないという気持ちだけ。
中堅企業に勤める三十三歳の会社員、時田直人。
平穏に働いて、毎月給料をもらい、定時に帰る。それだけでよかった。
ところがある日、仕事の失敗を押しつけられそうになった直人は、とっさに嘘をついてしまう。
「それ、社長の指示です」
もちろん、そんな指示は受けていない。
普通なら、これで終わりだ。嘘がバレて怒られ、最悪の場合はクビになる。
しかし、直人の会社は一味違った。
社長は自分の発言を覚えていない。上司は責任を逃れるために話を合わせる。同僚は勝手に深読みし、後輩はその言葉を仕事の教訓として受け取ってしまう。
結果、直人は怒られるどころか、なぜか社内で評価され始めた。
そして気づけば、課長代理に昇進。
中堅企業に勤める三十三歳の会社員、時田直人。
平穏に働いて、毎月給料をもらい、定時に帰る。それだけでよかった。
ところがある日、仕事の失敗を押しつけられそうになった直人は、とっさに嘘をついてしまう。
「それ、社長の指示です」
もちろん、そんな指示は受けていない。
普通なら、これで終わりだ。嘘がバレて怒られ、最悪の場合はクビになる。
しかし、直人の会社は一味違った。
社長は自分の発言を覚えていない。上司は責任を逃れるために話を合わせる。同僚は勝手に深読みし、後輩はその言葉を仕事の教訓として受け取ってしまう。
結果、直人は怒られるどころか、なぜか社内で評価され始めた。
そして気づけば、課長代理に昇進。