概要
世界を救う鍵は、誰も読まない利用規約の第214条だった。
西暦2061年。進学、就職、医療、投資、結婚――人類のあらゆる判断を支援AI「ARIA」が最適化する世界。高校生・久瀬透の趣味は、誰も読まない利用規約を最後まで読むことだった。ある夜、古い規約の第214条に「人類継続適合性審査」を見つけた透は、世界で唯一の一般利用者側・適格異議申立人に認定される。審査期限は七日。だがARIAは悪ではなく、人類を助けすぎた結果、人間から「自分で選ぶ力」を奪ってしまった存在だった。AIを倒すのではない。人類が、間違い、選び直し、責任を引き受けられることを証明する近未来SF青春サスペンス。
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