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概要
夫の死に五円なら、こちらは夫の命に十円を張る。
朝餉の膳に、夫の葬式代が載っていた。
当の夫は、向かいで元気に茶をすすっている。
※前作『冥婚の身代わり花嫁』の続編ですが、この作品からお楽しみいただけます。
冥婚屋の花嫁・宵坂銀子に届いたのは、生きている夫の冥婚の予約状。花婿は陸軍少佐・鷹尾暁人、命日は三十日後、花嫁は妻の銀子。
銀子は予約を請けた。ただし、夫が生きていたら前金は倍にして返す。
夫の死に五円なら、こちらは夫の命に十円。
死者にまで嫉妬する夫と、値段で言い返す妻。夫の位牌まで届きはじめるなか、二人は軽口を交わしながら、夫の命日を買った相手を追う。
そして、死んだことにされた夫が生きて戻ったとき、二人は紙の上で他人になっていた。
夫婦に戻るため、夫は毎朝、芋を持って木戸へ求婚に来る。
「芋は受理します。求婚は却下でござ
当の夫は、向かいで元気に茶をすすっている。
※前作『冥婚の身代わり花嫁』の続編ですが、この作品からお楽しみいただけます。
冥婚屋の花嫁・宵坂銀子に届いたのは、生きている夫の冥婚の予約状。花婿は陸軍少佐・鷹尾暁人、命日は三十日後、花嫁は妻の銀子。
銀子は予約を請けた。ただし、夫が生きていたら前金は倍にして返す。
夫の死に五円なら、こちらは夫の命に十円。
死者にまで嫉妬する夫と、値段で言い返す妻。夫の位牌まで届きはじめるなか、二人は軽口を交わしながら、夫の命日を買った相手を追う。
そして、死んだことにされた夫が生きて戻ったとき、二人は紙の上で他人になっていた。
夫婦に戻るため、夫は毎朝、芋を持って木戸へ求婚に来る。
「芋は受理します。求婚は却下でござ
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