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概要
男は、世界を滅ぼさずに生きてきた。
男には、物心ついたころから頭の中に黒いボタンがあった。
押せば地球が爆発する。
失恋した日も、親友に裏切られた日も、一人でスノーボードに行って車が雪に埋まった日も、男はそのボタンを押さなかった。
やがて男は結婚し、娘が生まれ、孫ができた。
世界を滅ぼせる能力を持ちながら、ただ普通に生きることを選んだ男の、一生の物語。
――それは、悪くない人生だった。
押せば地球が爆発する。
失恋した日も、親友に裏切られた日も、一人でスノーボードに行って車が雪に埋まった日も、男はそのボタンを押さなかった。
やがて男は結婚し、娘が生まれ、孫ができた。
世界を滅ぼせる能力を持ちながら、ただ普通に生きることを選んだ男の、一生の物語。
――それは、悪くない人生だった。
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